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はたして、どっちが先か

 全身麻酔の原理は、長らく不明だったそうです。


 歯磨きしていたら、親不知跡地が痛みました。だいぶ前にすべての親不知を抜歯済みなのですが、存在していてもいなくても感じる親不知の存在感……そもそも自分から生えていたものに痛めつけられるなんて、理不尽なことこの上ありません。

 抜歯直後もエライ目にあったのです。麻酔が切れるのが思いの外早くて……リスクさえなければ、全身麻酔にしてほしいと思いました。


 ところで先程話に登場した「全身麻酔」、数年前まで、何がどこに作用して効果が得られているのかイマイチよく分かっていなかったのだそうです。


 大まかに、細胞膜に作用しているんじゃないか説、イオンバランスに作用してるんじゃないか説が考えられていた様ですが、改めて、どうやらどっちも関係してんじゃね? という論文が発表されたのが2020年のこと。華岡青洲先生による全身麻酔手術が行われたのが1800年代初めの頃ですから、それから200年以上経っているわけです。

 まだまだ未解明な部分も多いようですが、こうして一つ一つを解明が進めば、もっともっと安全な麻酔が作られたりするのでしょう。ありがたいことですね。


 神経細胞膜の親油性の部分に麻酔薬が付くと膜の状態が変化し、それがカリウムイオンが細胞内から流出することに繋がり、結果、神経細胞が興奮しない=沈静(眠った状態)化する、ということだと考えているのですが、この理解で合ってるでしょうか?

 カリウムイオンは興奮と鎮静に深く関わるイオンです。神経細胞内のカリウムイオン濃度が高ければ緊張を、濃度が低ければ弛緩を引き起こすようですから、いつも弛緩している私は、もしかしたら細胞内のカリウムイオン濃度が低いのかもしれません……申し訳ありません、ただただ、だらけているだけです。

 ……それともまさか、自分の麻酔が切れやすい体質って、このだらけた性格のせいなんでしょうか。


 カリウムイオンが先か、だらけが先か。それが問題だ(カリウムイオンのせいにするな)。

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