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リバースプロキシ  作者: 如月いさみ


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97/124

過去の彼と今の彼

春彦は画面を開きながら

「城ってそれぞれ色とか形が違うから助かるけど」

と言い

「大阪城…に似てるけど最上階が違うか」

と画面を閉じて、更に城の天守各一覧を見て進めた。


時計の針は既に4時前である。


そして、春彦は手を止めると

「これじゃないか?」

と伽羅を見た。


伽羅は頷いて

「多分これだ」

名古屋城だ

と呟いた。


春彦は腕を組むと

「ってことは、一色君は名古屋で今は住んでいるんだ」

と呟いた。

「…名古屋は分かったけど、この近隣なら動けるけど名古屋までは難しいよな」


伽羅はハッとすると

「確かに」

と呟いた。


春彦は立ち上がると

「ちょっと待っててくれ」

と言い部屋を出た。


そして、直彦の部屋の戸を叩いた。

「直兄」


直彦はベッドから起き上がると戸を開けて

「どうした、春彦?」

と聞いた。


春彦は直彦を見ると

「俺と伽羅…名古屋へ行かないといけないんだ」

九州で暮らし出して直ぐに事件が切っ掛けで九州を出て行ったクラスメイトいるんだ

「彼が名古屋で殺される夢を伽羅が見たんだ」

直兄に秋月直樹さんの話をした一色卓史さんの甥っ子なんだけど

と告げた。


直彦は少し考えふぅと息を吐き出すと

「わかった」

と答え、津村隆に連絡を入れた。

「隆、悪いが今日の朝から春彦と伽羅君を名古屋へ行かせたい」


隆の返事は早かった。

「わかった」

後一時間で出れるようにしておいてくれ

「今から手配をする」


直彦は笑みを浮かべると

「悪いな」

助かる

と返した。


隆は笑いながら

「構わないさ」

と言い

「但し、今度のネタで推理小説書けよ」

原稿料前貸しだ

と告げた。


直彦はふっと笑うと

「わかった、そこは譲歩する」

と答えた。


春彦は笑みを浮かべると

「ありがとう、隆さん!」

それに直兄

と抱きついた。



最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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