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リバースプロキシ  作者: 如月いさみ


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夏休みの謎解き冒険談

全て打ち終えたが「ん」とも「すん」とも言わなかった。


春彦はこれまでの時間を全て書き出した。

「10時50分」

「2時7分」

「1時20分」

「最後が5時9分」


「それを50音に直すと『こをいねあとおけ』だったけど…並び替えないといけないのかもしれないな」


尊は息を吸い込み

「俺にはわかんねぇな」

と呟いた。

伽羅も笑顔で

「俺も」

と答えた。

「けど、春彦ならきっと突破口を開いてくれる」


尊は伽羅を見ると

「それ、何となくわかる」

俺の親友もそういうところあるから

と告げた。


誠二も譲も息を殺して見つめた。


春彦は「並び替えても言葉にならないし」と息を吐き出すと紙を見た。

「他に…何かあるのか?」


暫く見つめハッとすると

「まさか、そう言う意味もあるのか?」

と言い

「あかいねこをおけ?」

と呟くとその言葉を順に押した。


重く鈍い音が響き、隠し扉が開いた。


尊は目を見開き

「開いた」

と呟いた。

伽羅は慌てて

「え?え?なんで??そうなるの?」

と春彦に聞いた。


春彦はほっとしながら

「表題に『とき』は『かね』なりって書いているだろ?」

『と』と『き』は『か』と『ね』なんだ

と答えた。


伽羅と尊は同時に「なるほど」と頷いた。


春彦は隠し扉の中へと足を踏み入れた。

中央に台座があり周りに4匹の猫の置物があった。


春彦は誠二を見ると

「赤い猫を台座に」

と告げた。


誠二は頷いて赤い猫を選んで台座に置いた。

するとゴトンと音がすると台座から5つの引き出しが出て中にはいくつもの宝石が置かれていた。


拳ほどのダイヤもありかなりの金額のものだと直ぐにわかった。

誠二は驚きながら

「こんなものが」

と呟いた。


春彦は一番上の棚に入っている紙を見るとそれを手に笑みを浮かべた。

「本山さん、もしかしたら誠一郎さんから貴方への一番の贈物はこれかもしれませんね」

そう言って紙を手渡した。


誠二はそれを見ると目を見開き

「これは」

と呟いた。

「…父らしい遊びだ」

本当に父に一番の贈物は宝石じゃなくてこれなのかもしれないですね


春彦は頷いて

「冒険心を忘れるな…ですね」

もしかしたら他にもこういう隠し部屋があるかも知れないですね

と告げた。


尊は笑顔で

「すっげ、確かにワクワクした」

と言い、伽羅も目を輝かせると

「そうそう、館の中で探検した気分だよね」

と告げた。

春彦は頷いて

「だよな」

と答えた。


本山誠二は応接室に戻ると春彦たちに礼を言い

「依頼料の件だが」

と告げた。


それに尊が鞄からタブレットを取り出すと画面を見せて

「電子署名でお願いします」

請求書は紙とメールとどちらでもお渡しできます

と告げた。


春彦は驚き

「凄い」

と尊を見た。

伽羅も驚きながら

「大人だ」

と意味不明な驚きの表現をした。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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