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リバースプロキシ  作者: 如月いさみ


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夏休みの謎解き冒険談

春彦は頷いて

「9時前には来るように言ってるので大丈夫だと思う」

アルバイトの芒野さんも海埜さんからそう言われいると思うから大丈夫じゃないかな

と答えた。


譲は頭を下げて

「かしこまりました」

と告げた。


春彦は少しバツが悪そうに

「その、東京へ来た早々にバタバタしてすみません」

と言い

「明日、よろしくお願いします」

と付け加えた。


譲は首を振ると

「いえ、津村家の手配が早いので私の方は移動だけなので」

と答えた。

「私としても津村家の警備体制などに関しては勉強になります」


春彦は笑顔で

「だったら、良かった」

と言い

「この二週間色々迷惑かけるかもだけどお願いします」

と告げた。


譲は頭を下げた。

「春彦様の身の危険がない限りはご自由に楽しんでください」


春彦は頷いて

「わかりました」

と答えた。


譲が立ち去ると春彦は允華と彼の小説のトリックの話をして過ごし、翌日の8時30分ごろに伽羅が来るのと同じくらいに海埜探偵事務所のアルバイト社員の芒野尊が到着した。


春彦と伽羅は彼が自分達と同じ年だと知り驚いた。

春彦は目を見開くと

「え?高校三年?」

俺と同じじゃん

と告げた。


伽羅も笑顔で

「凄い、同じ年かー」

と言い

「よろしく」

と告げた。


尊も鞄を抱えながら

「俺も少し前にアルバイト始めたところだから慣れてないけど、よろしくお願いします」

と頭を下げた。


春彦も伽羅も同時に頭を下げて

「「こちらこそ」」

と答えた。


時間的には少し早いが全員が揃ったので本山家へと向かった。

本山家は二階建ての大きな洋館であった。


春彦と伽羅は10時前に譲の運転で到着すると降り立ち建物を見た。


春彦が島津家に行っていなければきっと

「すっげぇ」

とか

「デカっ」

とか言っていたのだろうが、島津家を知っているだけに春彦は冷静に

「大きな洋館だな」

と言い、伽羅も

「そうだね」

と意外と冷静に受け止めた。

が、尊は目を見開くと

「すっご、でか」

と呟いた。


周辺の建物と比べても庭は広く建物も大きな洋館であった。


春彦と伽羅と尊と譲の四人は館から出てきた本山誠二と共に中へと入った。

春彦は誠二に

「今日は宜しくお願いします」

と告げた。


誠二は笑顔で

「いや、こちらこそお願いします」

と告げた。


誠二は一階の左側にある応接室へと四人を案内しソファに座るように勧めた。

春彦は周囲を見ながら応接室へ入りソファに座ると正面に座った誠二に

「早速なんですが、誠二さんとお父さんのご関係を」

と言い

「どうしてお父さんである誠一郎さんがこういう形で財産を渡すと言ったのかと思って」

と告げた。


誠二は少し笑って考えながら

「父の最期の遊びだと思います」

と言い

「遺産はちゃんともらっているんですよ」

土地の権利書も

「通帳やそのほかの現金も相続するモノは」

と告げた。

「だから、他にどんな財産が残っているか…全く分からないんですよ」


春彦は「そうなんですか」と言い

「じゃあ、隠し財産と言うわけではないと思われているんですか?」

と返した。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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