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リバースプロキシ  作者: 如月いさみ


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夏休みの謎解き冒険談

七海は笑顔で

「ようこそ、探偵事務所に」

と言い

「ボディーガードがうようよしているわね」

連絡もらってびっくりしたけど

と告げた。


真理子はニコニコ笑って

「お久しぶり(*'▽')」

私も同僚になったので宜しくね

と告げた。


絢華は『…発音に顔文字が見えるわ』と心で突っ込みつつ

「お久しぶり」

私は外部特別社員ね

「約束通りに力になるからよろしくね」

と告げた。

「そう言えば、白露君とこの前会ったわ」

彼の小説読んだ?


春彦は頷いて

「読んだ、凄く面白かった」

と答えた。


絢華は笑顔で

「私もそれでお祝いに誘ったの」

と答え、直彦を見ると

「白露君から貴方のこと聞いてます」

夏月直彦先生

「代表作は一輪挿しの恋人」

恋愛メインで時々推理小説も書き、最近では児童書も書いてますね

「私、彩りの星好きです」

と告げた。


直彦は笑みを浮かべると

「ありがとう、春彦のこと宜しくお願いします」

と三人に頭を下げた。


七海は慌てて

「私の方が春彦君に助けられたので」

と頭を下げ

「あと、今日は来てないけど先月からアルバイト君雇ったのでまた紹介するわ」

と春彦に告げた。


そして

「どうぞ、中へ」

と建物の中へと誘った。


入口には受付があり、ロボットが受付を行っていた。

中々進んだ探偵事務所である。


直彦は腕を組むと

「凄いな」

と思わず呟いた。


隆もまた

「ネタになるな…小説の」

と心のメモに書き込んだ。


応接室は壁も白を基調とした清潔感溢れる部屋で春彦も直彦も隆もソファに座り七海は各人にコーヒーを出して座った。


真理子と絢華も七海の両隣りに座った。


七海は春彦を見ると

「それで東京にいる間は探偵活動できる?」

と聞いた。


つまり、早速依頼ということだ。


春彦は頷いて

「しようと思ってます」

と答えた。

「…と言っても行動に制限が掛かるかもですが」


七海は笑って

「なるほど、もしヘルプが必要なら言って相互連絡用にアルバイト君向かわせるから」

と言い、直彦を見ると

「お兄さんもご了承いただけますか?」

と聞いた。


直彦は頷いて

「春彦の判断に任せているので」

と答えた。


七海はやったーとグッと拳を作り

「じゃあ、これを」

と春彦の前に紙を置いた。

「今回は宝探しなのよね」


…。

…。


「「「え?」」」と春彦と直彦と隆は同時に紙を見た。

探偵社の依頼というのは想像の斜め上を飛んでいるようである。


これまで直彦にしても隆にしても春彦の探偵業は松野宮伽羅の夢しか知らない。

松野宮伽羅の夢で宝探しはないのだ。


海埜七海はまるで普通のことのように説明した。

「依頼人は本山誠二さん」

彼は本山誠一郎という資産家の息子なんだけどその父親が死ぬ間際に渡した紙がこれなの

と春彦の前に置いた紙を指差した。

「彼の父親なんだけど「この紙の示す場所に本山家の財産が隠されている」って言い残したのよ」

本山さんも考えて探したらしいんだけど結局分からずじまいで依頼をしてきたの

「彼の紹介人はセンター長さんなのよ」


つまり、安積東都重工科学センターのセンター長の紹介ということだ。

あの事件以来、センター長と七海は懇意にしており変わった依頼を入れてきたりするのである。



最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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