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夏休みの謎解き冒険談
6月下旬ごろから7月初旬くらいに一学期末テストがある。
高校三年ともなると内申書などにも響く大切な試験である。
ただ、学生の殆どがそのまま西海道大学へ上がる為に外部の大学を受けるほど内申書を気にしてはいなかった。
が、勿論。
学年で三年の成績が総合10位以内に入れば無試験合格が決まるのでそれなりの努力は誰もがしていたのである。
もっとも、春彦は理系から方向を変えて法学部なので試験は必ずある。
伽羅も美術部なので無試験ではない。
つまり、二人は極々普通の気持ちで試験へ望む形であった。
しかし、春彦にはその前に越えなければならない壁があったのである。
夏休みの東京への帰郷案件である。
リバースプロキシ
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




