妖怪四天王
3100年 5月
___初夏の訪れを感じられるこの日、少女の運命が決まった___
「…なんか、人間じゃないものが見える気が…」
僕は三森美羽、10歳。1週間ぐらい前から、何故か人間じゃない…世に言う"妖怪"が見えるようになった
「…三森美羽様…ですか?」
背が高くて狐さんみたいな尻尾が9本あるお姉さんが話しかけて……え。尻尾が9本…
「…そ、そうですけど…お姉さんは…?」
「これは失礼しました。私は九尾と言う妖怪です。」
なんで九尾さんがここにいるんだろう…
「僕になにか…?」
「美羽様。唐突なんですが…貴女は、魑魅魍魎の主…つまり、百鬼夜行を率いる者に選ばれました」
魑魅魍魎の主…?百鬼夜行?…それってあの、妖怪の大行列的なの…?
「え、でも僕人間…なのに僕が主?」
「はい。貴女様は私達…所謂、百鬼夜行の妖怪達の主に選ばれたのです。詳しくはまだ言えませんが…」
えぇ…あ、だから妖怪とか見えるようになったんだ…
「と言うわけで美羽様。私と一緒に来てください。私含め他に"妖怪四天王"と呼ばれる奴らがいますので、ご紹介いたします」
「強そう…なんか強そう…」
妖怪四天王…どんな人たち(?)なんだろ…
「美羽様、着きました」
いつの間にか僕を抱えていたのを降ろされたので周り見渡すと…まぁいかにも妖気?的なのが…
「…犬神、天邪鬼、がしゃどくろ!新しい主様が来られたぞ!」
九尾さんが声を張り上げて、四天王と呼ばれているであろう人たちの名前を呼んだ
「…美羽様。初めまして。俺は犬神。妖怪四天王の1人だ。よろしくたのむ」
「初めまして。俺は天邪鬼様だ。同じく妖怪四天王の1人。…よろしくとかいわねぇからな!」
「初めまして、ですね。僕はがしゃどくろって言います。妖怪四天王の1人です。よろしくね?」
…これはまた個性豊かな…
「3人とも、よろしく!」




