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エンドレス・マジカルライフ  作者: 沖田一文
【第一章・上】 魔法社会革命編
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第一章46話 『奇襲作戦実行!』

 作戦実行当日。日中に協会の傘下から離脱する表明の動画を協会本部にハッキングして送信された。奇襲開始は日没に行われる。私は午前中はほとんど部屋で休んでいた。


 そして、約束の時間。メンバーは全員、屋敷の外で待機していた。私はそこに出撃前の一言を言う。


「ぜ、全力で頑張ろう!」

「「オーーー!!」」


 頼りない一言だったが、みんなは返事をしてくれた。今回は魔力量の多い私が転移ゲートを開いた。葵が先に乗り込む。その瞬間にビリッと感じるものがあった。私は即座にゲートをくぐり、葵に飛んでくる飛来物を剣で斬った。さらに危険を察知した私は近くにいた百合とリリィをくぐらせてゲートを一度閉じた。そして振り向いたらそこは白亜でてきた支柱がぐるりと並んでいる広場のような場所だった。そして、周りには協会の魔法使いたちが待機している。これは情報漏洩?裏切りがいる?そう思ったのがバレたようで、正面に立っていた最高魔法師、サブリンが答えた。


「残念ながら君たち誰かからの情報は受けていない。これは私の予測魔法で予測した結果、急遽手配した。まあ、こちらが奇襲を仕掛けなのだからそちらも奇襲で来るだろうとは誰だって予想できたのだがね。さて、新しい頭首殿。あなたが消えてくれれば少しは言うことを聞いてくれそうだから、この世から退出願おう。この人数をたった4人で倒せるのか。その実力を見せてください。」


 サブリンが合図をすると周りにゴーレムが数体現れた。百合が指示を出す。


「バックアップは頼んだよ、葵!私たちは倒しまくるよ!」


 3人は一斉に三方向へと走りだした。


「「「アクティベーション!!!」」」


 私以外の3人が魔法を展開させる。そして、戦闘がスタートされた。



 一体目のゴーレムを葵の協力で倒し終えた私は、予測魔法でゴーレムを生成している術者を探知する。そして、術者たちをターゲットにして、それぞれの頭上に雷を落とした。ゴーレムは動きを止めて、崩れ落ちる。私はゴーレムの背後に跳躍して協会の魔法使いを仕留める。すると、いつの間にか銃を持っていた敵に囲まれていた。暗闇の向こうから足音が聞こえた。その正体は最高魔法師、織田山門だった。


「構わない。やれ!」


 ためらいなく発砲命令を出す。一斉に発砲し始めるが、背後から大波がやってきて、私は引っ張り上げられ、敵は波に流されていった。宙を舞っていた私の下に葵が両手を広げて待っている。私は剣を下に向けて降下していった。葵が慌てて避ける。


「ちょっと、そこは助けてあげたんだから飛びこんでくるところでしょ!それで私が刺さったらどうするの!」


 私は葵をからかうほどは成長したようだ。私は笑顔を向けてお礼を言う。そしたら、葵の顔が少し赤くなる。そんなやりとりのあとに正面を向くと、現存している最高魔法師の三人が並んで階段の上で立っていた。いつのまにか、私の横にも葵や百合とリリィが並んでいた。そして、中央に立つサブリンが口を開いた。


「さて、ウォーミングアップは済んだかな?ここからはこいつらが相手だ。」


 サブリンがそういうと、目の前に光が現れて、三つの人影が浮かび上がる。


「新撰組の近藤勇、土方歳三、沖田総司だ。」


 沖田があいさつをする。


「やあ、またお会いしましたね。」

「おい、総司!やつらは敵だ。」


 あいさつをしただけの沖田に土方は、注意する。そして、土方が近藤の指示をあおぐ。


「近藤さん。」

「今の俺は指揮官ではないよ。指揮ならそこにいる方に頼んでくれ。」


 土方はこちらから目を離さずに山門に話しかける。


「おい!俺たちはどうすればいいのだ。」

「ふん。どうする?サブリン。」

「ああ、はじめてもらってください。」

「だとよ。分かったな。」

「貴様、何様だ!俺はまだあんたを認めてない!」

「まあまあ、落ち着いて。土方、これは俺が決めたことだ。悪いけど少し付き合ってくれよ。」


 土方と山門のいざこざに近藤は土方を止める。土方は、肩を落としたが、すぐにこっちを睨みつけてきた。


「ならば、さっさと終わらせる。」


 そう言って、土方が剣を抜く。それを見て、ほかの二人も剣を抜いた。私は相手をしようと構えかけたが、前に百合とリリィが出て、それを制した。


「ここは私とリリィで持つよ。結衣はここから出れるようになんとかして。」


 私は反論しようとしたが、それを分かっていたかのように百合が先に言う。


「大丈夫。私たちは小さい頃から剣をやってきたんだから。あの人たちとそんなに変わらないはずだよ。私たちを信じて!」


 そう言って二人は新撰組幹部3人と衝突した。

 私は葵を少し遠ざけて、魔法を発動させた。ここは結界のなかだ。それは予測魔法でなんとなく分かった。誰かが作っている結界ならば、必ず魔力の許容範囲があるはず。私の魔力は強大。だから、私の魔力でここを限界にさせる。私は魔力を電流としてあらゆる方向へ拡散させ、結界の壁を壊そうとした。電流が流れる音と、電気の光がビカビカとチカチカと輝く。そして、結界が崩壊しはじめた。結界の見えない壁が粒子となって消え始める。そして、真の世界があらわになった。そこは、結界のなかと変わらない、白亜の支柱が円形に並ぶ空間。その間の向こうは暗闇があり、その向こうから眩い光がいくつか輝いている。まるで宇宙空間にいるようだった。


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