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エンドレス・マジカルライフ  作者: 沖田一文
【第一章・上】 魔法社会革命編
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第一章14話 『作戦中!』

戦闘が開始された後、私は葵とリリィに囲まれて、なにもできずに敵から守られていた。そんななか、総司が戦っているのを見ていた。そして、総司がピンチになっていることがわかり、光秀が総司から離れて、山門が踏み込んでくるところを狙って、私は突っ込んでいった。

 山門の剣を弾き返し、私は山門と総司の間に入る。そして、山門のほうに剣を向ける。


「総司は私が守る!」


 山門が一歩後ろに下がるとにやりと笑う。


「ふん、ついにこんな小さいやつまで戦場にかりだすようになるとは。かなり見損なったぞ、総司。」

「すまんがこいつは俺たちとさほど歳は離れてないぜ。何よりも俺の嫁だからな。」


 それを聞いてさらに一歩下がった山門は


「まさか、おまえ、ロリコンだったのか。さすがに引くわ。」

「勘違いするな!こう見えても結衣は・・・何歳だ?」

「知らないのか!」

「14だよ。」

「14か、まだ中学生だろ。おい総司!これはどういうことだ。4さい年下だぞ!覚悟しろ、総司!」


 そうして、山門が剣を構える。私は剣に力を入れる。総司は肩の負傷を魔法で治し終えて、私の隣に並ぶ。私は山門が動き出した直後に予測魔法を使って相手の出方を知ると、動く。先に山門の剣を弾き、空いた隙に総司が斬りかかる。そこ間に私はやってくる武将たちを順に高速魔法ですばやく倒していく。葵とリリィも合流してくれて、なんとか信長以外の武将たちを片付ける。残ったのは信長と蘭丸、そして、山門だ。他の人たちはあらかた勝負がつき始めていた。山門はそれを見てか、苦虫を噛んだような顔をして撤退命令を下した。どうやら、総司の一撃をなんとかかわしたらしい。逃げていく人たちを追うようにして、大石や佐助や武蔵たちが斬りにいっていた。相手が完全にいなくなると、私たちもその別空間から離脱して、屋敷に帰還した。

 目的である山門は倒せなかったが、相手の戦力を削ぐことはできた。私たちの勝利である。

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