表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エンドレス・マジカルライフ  作者: 沖田一文
【第二章α】‬世界大戦ドイツ編 アンサイド
101/158

第二章α‬2話 Sargasso Seeschlacht Ⅰ 15.8.2575

 8月15日7:00。ドイツ海軍の大洋艦隊は大西洋でアメリカの艦隊を相手に戦闘を始めたという情報が入りました。ドイツ海軍の大洋艦隊は第一艦隊から第三艦隊まであり、第三艦隊は港で待機しているので第一艦隊と第二艦隊が出撃しています。それぞれ戦艦6と空母2は有しています。しかしながら、海軍の主戦力は大洋艦隊のみであり、決して崩壊することがあってはならない存在なのです。大洋艦隊の他に潜水艦隊がありますが、こちらは奇襲以外にはあまり利用価値がないようです。大洋艦隊の最高司令長官は海軍大将であるワイズマンという方がおりますが、現場指揮は第一艦隊の司令官であるメイ中将が務めました。


「敵は大西洋艦隊、第一艦隊です。空母2、戦艦3、重巡洋艦級5、駆逐艦25です。周辺に哨戒行動中と思われる潜水艦確認!全部で15。」

「情報通りだな。さすがは期待の魔法軍。アメリカの生産力は認めるが、私たちは負けるわけにはいかない。こちらは第一艦隊と第二艦隊の連合艦隊。戦力を集中させた力を見せてあげよう。直ちに戦闘準備!空母より発艦させよ!全艦対空砲をフル稼働!敵航空戦力を一網打尽せよ!」

 大洋艦隊第一艦隊旗艦戦艦ビスマルクにいるメイ中将司令官は艦隊全体を指揮し、戦闘モードへと切り替えた。空母4艦から60機すべての艦載機が発艦した。対して大西洋艦隊の空母2艦からは同じく60機が発艦された。それらはすぐに航空戦となった。しかし、大西洋艦隊はさらに60機を発艦させ、大洋艦隊へ向かわせた。対艦ミサイルが放たれ、大洋艦隊を襲った。対して大洋艦隊からは対空ミサイルが発射され、お互いに被害を受けた。航空戦が終了し、無事なものの着艦が終わると、次のステージへと移った。


 中距離での砲雷撃戦が始まる。

「第一戦隊は魔力砲装填開始!他は砲撃を続けよ。」

 第一戦隊である戦艦・ビスマルク、バイエルン、バーデンは主砲に魔力を充填し始めた。その他の艦はこれを妨げないように激しい砲撃をし、牽制した。

「魔力砲、撃て!」

 メイ中将は装填完了後、すぐに合図をだして魔力砲を放った。魔力砲は眩しい光を放ちながら敵艦隊を直撃。敵艦がドミノ倒しのように次々と爆音を上げて消えていった。魔力砲は主砲8門からそれぞれほぼ同時に放たれ、24本の魔力砲が放たれた。その結果、アメリカ大西洋艦隊第一艦隊はほぼ壊滅した。残っているのは水中に潜む潜水艦群であった。しかし、それらは索敵範囲から消えていった。

「戦闘終了。引き続き進攻する。潜水艦に注意しながら航行を続行!各自、行方不明者を確認し報告せよ。」


 こうしてサルガッソ海戦の第一戦は2時間ほどで終わりを迎えてドイツ海軍大洋艦隊が大勝利を収めた。


 それから約一時間が経過した。突然、艦隊付近に敵艦の反応をレーダーが示した。その反応はすぐに消えてしまったが、メイ中将はこの反応を原子力潜水艦とし警戒態勢についた。航空機を発艦させて、哨戒活動を開始する。しかし、本体は見つからず、たまに現れる魚雷だけしか見つけることができなかった。それらの魚雷を回避しつつ航行と哨戒を続ける。しかしこれはアメリカによる誘導に過ぎなかった。アメリカは海流や風がほぼないサルガッソ海中央に大洋艦隊を誘い、逃げ足を削いだ後、巡航ミサイル原子力潜水艦を用いて海流が流れるところから四方八方から対艦ミサイルを撃ち込み、潜水艦は海流によってすぐに雲隠れするという作戦を実行していた。そして、11時。アメリカは陽動の原子力潜水艦から送られた大洋艦隊の座標に向けてミサイルを一斉に発射した。その数全部で20発。その飛来物を察知した大洋艦隊は対空ミサイルを発射した。第一射、二射と防空に徹する。しかし、空に気を取られているところを狙って陽動部隊の原子力潜水艦が対艦ミサイルや魚雷を発射した。回避運動と防空ミサイル発射に追われ、艦内は慌ただしかった。その間に海流にいた原子力潜水艦10艦は退避し、交代として第二艦隊所属の潜水艦15艦を配備し、すぐに巡航ミサイルを発射させた。その数30発。大洋艦隊は対空ミサイルを多く消費した。アメリカはついに大西洋艦隊第二艦隊の水上打撃群をサルガッソ海の中へ進めた。空母3艦を持つ第二艦隊は航空戦力に比重がある。大西洋艦隊は早い段階から戦闘機を発艦させ、攻撃を開始した。半分の45機を出し、二交代制をとる。まずは相手の防空システムを無力化すべく、発艦した。

 アメリカの策略に乗せられてしまったことを理解したメイ中将は対空ミサイルの使用を制限した。通常の対空砲による防空をとり、敵の第一陣を凌いだ。第二陣も同様にやり抜く。第三陣からは対艦ミサイルを積んだ戦闘機だった。

「戦闘機全機発艦!これより守衛より攻撃に転じる。艦隊を分隊し、第一艦隊と第二艦隊に別れて行動をとる。原子力潜水艦に気を配りながらも防空を忘れないように。敵航空戦力を分散させて、敵艦隊を叩く。では健闘を祈る。」

 第一艦隊は北西へ第二艦隊は北東へ向けていった。敵艦隊の場所は敵機が帰って行った方であることくらいは分かる。その方面でなるべく早く見つけて、撃破する。おそらくそれまでの間は敵航空機による空襲と海中に潜む潜水艦の雷撃が伴うことだろうことをメイ中将は思っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ