続き…
《どこから話せば良いんだろぅ》
レオは後脚だけで座ると
自分の頭を両前脚で抱えて悩んだ
その様子をミーコは黙って座ると
レオが話すのを待った
するとレオが
『まず、桜おばあちゃんの事だけど
桜おばあちゃんは居るよ。この家にはね』
『どういう事?でも私は家中を捜しまわったけど
どこにも居なかったわよ。
もちろん、おトイレもあの怖い温かい水の部屋も』と
ミーコが言ったが
レオは『いや、違うんだよ。ん~~と…』と頭を
抱えてるとさっきまで何も無かった壁に
扉が現れた。そして中から現れたのは…
『にゃぁ〜ん、にゃんにゃ…
(桜おばあちゃん、今までどこに…)』
ミーコは桜おばあちゃんの姿を見て
びっくりして途中で言葉を失った
桜おばあちゃんの頭には
レオと同じ猫耳があった
『桜おばあちゃん!?どう…いう…こ…と?』と
ミーコの質問に応えるように
『ミーコちゃん、今まで黙っててごめんね。
実は私はレオの祖母で擬人化した猫なの。』
と桜おばあちゃんは話し始めた
『ミーコちゃんは、祖父の工場で作ってる缶詰を
知ってるわよね?
あれはね、食べると擬人化しちゃう缶詰なの。
私達の家系は代々、
白猫の雄だけが擬人化し神様のような
不思議なチカラを持つ事が出来るの。
で、私たち雌は何も変わらない普通の猫のまま。
私はそんなのはイヤだったから
何か手伝える事は無いかと思ってる時に
祖父の缶詰の試作品があったの。
私は迷うことなく食べたわ。
そしたら、今まで食べた事の無いぐらい美味で
暫く至福のひと時を堪能し終わって
お口周りをキレイにしようと
右前脚を口元にもっていったら
人間の手になっていて…
その後は今日まではミーコちゃんが知ってる通りよ。
それにね、祖父の跡を継げる猫は
レオしかいなかったから
しっかりと教育し育てる為に
ずっとこの姿のままでそばにいたの…』




