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一話



はいこんにちは、私です、累です。私は今大変悶えています、何故かというと


「智!まってよ…」

「早くしろよ!」


…っ萌え!生きててよかったっ!まさかのゲームヒロインと幼なじみの登校を生で見れるなんてっ、しかも都合が良いことに、同じ高校だからついて行っても怪しまれないし、高校の場所も覚えられるし、一石二鳥とはこういう事か!朝からもうワクワクが止められない、否、止まらない。あぁ、早く総受けになってくれないかな…


「あ、」


そう考えていると前方に私が通う高校らしき物が見えてきた、意外にでかいな…、取りあえず私はクラス割りを見に行く事にした


「……、お?」


まさかの、ゲームヒロイン、幼なじみと一緒のクラスか、これは良いスタートだな、しかしその反面ふと不安がよぎった、変なフラグ立たないといいが…、ちょうどゲームヒロインとその幼なじみが歩き出したので私も教室に行くことにした、ストーカーじゃない、多分


 これまた、教室もだいぶ広かった、ゲームではあまり見ることの出来ない場所が見れて嬉しいと思った、私の席はまさかのゲームヒロインのこと、三日月 未来の斜め後ろだった、あ、三日月の隣は勿論、三日月の幼なじみの有田だった、うん、順調順調、二人は何かを話しているのでちょっとだけ耳を澄まして聞いた、だからストーカーじゃないよ!…多分


「ねぇ、智…私友達出来るかな?」


お、これはゲームでは無かった会話だな、ちゃんと聞き漏らさないように聞かなければ…


「大丈夫だよ、お前なら」

「本当かな?」

「ん、俺が保証するよ」

「…ありがとうね、智」

「…変な虫つけてくんじやねーぞ…」

「虫…?」


はぁぁあぁあぁあ!萌え!思わず思いっきり机に頭を打ちつけてしまった、痛い、痛いが萌える!なに、今の会話!?録音しとけば良かったぁあぁあぁあ!…っは!落ち着け私、落ち着くんだ!ポーカーフェイス、ポーカーフェイス!しかしこの先からもっと萌えるイベントが来ると考えるともうやばい、私大丈夫か?


 しかし、このゲームの事を考えなければ、今は凄くほのぼのしているが、問題は後半だ、後半はもう全員ヤンデレ化する危険性がある、つーかヤンデレ化する、そこを考えなければ…三日月と友達になり、近くで萌を堪能しながら見るのもいいが、それだと私が殺されるフラグが立つ、しかし、ある程度三日月と関わらなければそれはそれでフラグがたつ、もちろん死ぬ方ね、ヤンデレは何でもありだから、ヤンデレの種類?数えられんよ


 取りあえず、三日月とはある程度話しとくか、私は斜め上の三日月に話し掛けた


「こんにちは」


すると三日月は顔を真っ赤にし、あわあわしていた可愛いなおい、思わず私は軽く笑ってしまった、すると、有田が話し掛けてきた


「わりぃな、こいつ人見知りだから」

「いえ、私もいきなりスミマセン」

「まぁ、仲良くしてやってくれ」

「はい」


三日月はまだあわあわしていた、人見知りにも程があるな、取りあえず、これである程度、話したことのある奴ぐらいにはなっただろう、可もなく不可もなく、だな。一応、人付き合いは大切にしないとね…、机には名札が付いているし、名前を呼んでしまっても誤魔化せる


 こんなに、楽しいのは久しぶりだ早く早く、総受けになってくれ、すると丁度よくチャイムが鳴った

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