表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/113

第16章 揺れる心

辺りは白かった。


何もなく、ただそこにいる少年はぼーっとみているだけだった。


この少年には分かっていた。


夢だと。


いつも決まってでてくる夢…


一人の女性が圭の前に現れ、いきなり問いかける、そして、少年はその女性を『母さん』と呼んでいる。


しかし、朝起きた時はいつも、忘れてしまって、この夢を見るときにまた思いだす。


女性はまた問いかける。


『あなたは何を望む?』


「俺は…関ヶ原を止めて…平和になれば…」


『平和にしてどうするの?』


「平和にしたら、それで終わりだろ?」


『それで平和になりますか?』


「少なくともよくなるだろう!?」


またいつもと同じ会話で、その少年には言葉を変える権利がない。


突然、女性はいつもとは違うことを言った。


『そうですか』


女性は納得したのか諦めたのか知らないが、どちらにせよその飽き飽きした会話がなくなるのはその少年には喜ぶべきものだった。


女性は続ける。


『どうやら時が近づいているようです』


「何なんだ?」


その少年は思うままに言い返した。

何よりもいつもと変わらなかった会話ではないので、少年にとっては新鮮である。


『わたしはイツモアナタヲミマモ…ッテイマス…』


「何なんだよ!母さん!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ