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冷夏「あら、まだ寝ないの?」
夜、圭の部屋が明るかったので、たまたま来た冷夏が不自然に思って様子を見にきた。
圭「あっ、大丈夫。もうすぐ寝るから」
冷夏「ふぅん。一人遊びもほどほどにしなさいよ」
冷夏は何を勘違いしているのかそんなことを言う。
圭「しねぇよ!」
圭はそういい放つと冷夏が部屋を出ていった後、電気を消す。
(ひたすら起きてやる!)
圭「…」
圭は横になっている。
真っ暗にしては立ってても座ってても同じだ。
しかし、人間の欲はなかなかによくできている。
部屋を真っ暗にするとやはり睡眠欲が出てきてしまう。
(眠たい…)
圭はとりあえず起きれる手段を探す。
まずミント味のガムを噛む。
圭「…」
少し眠気はとれる。
だが、真っ暗なので割りとガムの意味がなくなってくる。
やはり、このまま何も考えずにガムを噛んでても眠くなるだけだと思った圭は羊を数えることにする。
(羊が一匹、羊が二匹…)
だが樹海にいるときとは違って異常な安心感がある。
(羊が二十匹…)
圭の意識は途切れる寸前。
(明日早く起きればいいか…)
こう思いだしたらもう終わりである。
圭の意識は途切れた。




