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朝。圭は目が覚める。
何とか眠れたみたいだと圭は安心する。
秀康「朝じゃぞー!早く起きんかあ!」
向こうから秀康が叫んでいた。
圭「はあああああい!」
圭はそれを返す。
秀康「起きんかああああ!……桜刀蘭武!!」
圭「だから起きてますうぅぅ。ってえ!?」
ガガガガッ、という音は木が倒れてくる音。
秀康はまた叫ぶ。
秀康「はよ起きんかああああ!」
圭「だから、起きてますって!」
圭「うわああァァァァ!」
圭はドミノ倒しに倒れてきた最後の木を何とかよけた。
圭「死ぬわ!百年寿命が縮んだわっ!」
秀康「起床じゃ。早く起きろバカ」
圭「目も見えねえのかよジジイ!!俺を殺す気かよ!?」
秀康「はて?お前がどうしても起きんから起こしただけじゃが?」
圭「…」
誤魔化そうとする秀康に圭はもう何も言わない。
秀康「いいか?わしはおまえに教えにきた」
それは修行なのだろう。
と圭は自己解釈する。
秀康「その通りじゃ!わしは今からおまえの師…。ほれ!よく弟子は谷から突き落とせっていうじゃろ?」
圭「…」
心を読まれた上によく分からない。
先ほどの起床が修行だと誤魔化しているのかと圭は呆れ返る。
そして、逃げることにした。
圭「こんなとこいられるかよ!!俺は帰る!」
秀康「こら!待たんか!わしの生活費!」
圭「結局金かよ!」
秀康「回転!」
秀康の掛け声と同時にシュルルと音を立てながら秀康はかなりの速度で回り始める。
圭「ええっ!?何か回ってる!爺さんがクルクル回ってるよ!?」
圭は走るのに必死である。
秀康「木乱切りいいいイイイィィィ!!」
そして、消えたかと思うと、周りにあった木が一斉に倒れてくる。
ドドドド!という音を立てながら倒れてくる木が圭の退路を塞ぐ。
圭「ギャアアアアア!」
逃げ場はすべて倒木によって塞がれる。
倒れて来る。
倒木同士が支えあうその中で少年はただ口をパクパクとさせることしかできなかった。
秀康「修行するじゃろ?」
秀康は一応聞いているが否定する権利など圭には到底ない。
圭「は、はいィ…」
圭は声が裏返りながらもそれを了承した。




