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24/24

24・幼なじみです

「何すましてるのかしら?」

「ほんとにムカつく!」


黒髪でワンレンショートの女の子が歯を食いしばってじっと下を向いている。

「剣聖様のお嬢様は下々の者何かとはお話しできなようね!」

「何か言いなさいよ!」


ワンレンショートの女の子が突かれて壁に背中を当てた。

キッっとした表情で相手を睨み付けた。

ちょっと猫目でなかなか迫力がある。

「なっ、何よ!何よその目!」

そのまま睨みつけている。


「ちょ、ちょっと!やるのアンタ!」

「こんなんだから嫌われ者なのよ!」

「はん!皆様行きましょう!」


どうやらちょっとした嫌がらせだったようだ。


女の子がこっちを向く。

ジッっと見つめながら何かを思い出しでいる。

(何かな?)

暫く俺と小桃を交互に見ながら恐る恐る口を開く。

「わこーとこもー」


「?」

「?」


「わこー」

「こもー」

俺と小桃を指さす。


「和光です?」

「妻の小桃です?」


「へっ!?、つっ、つっ・・・」

「つばめ?」

「違う!違う!違ーう!」

「つるっぱげ?」

もっと違う!・・・・わざとでしょ」

「さあ?」

「ねえ、ちょっと!妻って何!」

「はい?奥さんの事よ?知らないの?」

「知ってる!」

「そうよねヨメよ!」

「それも知ってる!」

「お・よ・め・さん!」

「もおぉーーー!こもー酷い!一緒にわこーのお嫁さんをなろうって言ったのにぃ!」

「はい?」

「誰?」

「ちょっと待って!」


バックの中から2つ折りパスケースを出すと、こっちに突き出す。

「ヴィヴィアン・ウエストなんちゃら?」

「それはこのパスのブランド名!中見なさいよ!」

開いたパスには3人子供の写真があった。


中央は俺で右は小桃で左が・・・


『・・・・誰?』

「2人とも酷い!」


『誰だっけ?』

「酷い!酷すぎる!イオよ!」


「・・・・あー」

「あー、あの大人しい子」

子供の頃、何度か小桃のところに泊まりに来てた子だ。

「目つき悪いわよ?」

「大きなお世話!」


「イオはあたしの親戚だっけ?」

「違うわよ!」

「そうだったの?」

「じゃ誰かしら?」

「ウチのお父さんが成桃さんのところで勉強してたから・・・」


「お父さん?」

「無二です」

「娘さん?」

「はい」

「イオリさんだっけ?」

「そう!もおぉーーー!あんた達分かってやってるでしょ」

小桃も俺もとっくに思い出したけど、おもしろいからちょっとからかってみた。

ただ、無二さんが桃じいちゃんのところに来ていたのは全く覚えが無い。


和光に抱きつこうとするところを小桃が止める。

「ダメです!和光さんは私とレニちゃんの旦那様です!」


「なっ!何!ちょ、ちょっとレニって誰ですか!酷いです!」

「レニちゃんは第2夫人です!ふふっ、私はその姉ちゃんです!」


「わっ、わっ・・・」

「わっ?わっ?」

「わこーのカバー!カバヤロウ!」

「バカじゃ無くて?」

「バカって言いたく無いじゃん!カバー!」

泣きながら選手控え室にダッシュして行った。


「あの、ちっちゃかったイオは無二さんのとこの娘さんのイオリだったんだね」

「ねーその頃はまだ剣聖じゃ無かったんだろうね」

「とっくに思い出してたけど、イオをからかうと面白いわね!無二さんがおじいちゃんの所に来ていたのは覚えて無いなぁー」

「小桃もイオをからかうのほどほどにね」

「うん!じゃあイオを応援しよう!」

「そうだね」


小桃と手を繋いで観客席に向かった。








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