* PROLOGUE *
皆さん、お久しぶりです。サイドストリーは楽しんでいただけたでしょうか?
お待たせしました。Part 4 の始まりです!
セシルとギルバート、二人の進んで行く道がどうなっていくのか、是非、最後まで見守ってくださいね。
水は、音を立てずに流れている。
誰にも気づかれず、誰にも触れられず、ただ静かに、確かに。
その流れは、どこかで合流したようだった。けれど、いつ、どこで、誰と――それはまだ、霧の中にある。
水面は揺れていない。
嵐の後の静けさとも違う。
それは、風が吹く前の、息を潜めたような静穏。
何かが始まろうとしている。
けれど、それが何かは、まだ誰にもわからない。
陽の光が差し込んで、水面が、ほんの少しだけ、きらめきを増す。
それは、誰かの気配かもしれない。
それは、何かの兆しかもしれない。
けれど、確かなのは――水は、もう一人ではない。
流れは広がっている。
枝分かれし、合流し、深みを増していく。
その中心にあるものは、変わらない。
新しい章が始まる。
それは、誰かの足音とともに。
それは、誰かの眼差しとともに。
けれど、まだ名前はない。
まだ、言葉にはならない。
ただ、水は知っている。
この流れが、もう戻らないことを。
この輝きが、もう消えないことを。
流れは広がっている。
枝分かれし、合流し、深みを増していく。
この流れが、ずっと先に進んで行くことを――
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Twitter: @pratvurst (aka Anastasia)
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