人生ゲームを作った日(3)
『
大きな箱の使い方。
mainの中がグチャグチャになってきたよぉ(>人<;)
読みにくいよぉ(つД`)ノ
そんな☆あなたに
大きな箱!
』
そろそろこの教材にも慣れてきた。
どうやらmainの中というのは、プログラム的には設計図になるらしい。上手い人が書いたプログラムであれば、mainを見るだけで、どんなプログラムなのか分かるそうだ。
例えば、計算機の場合を考える。計算機には、数字を入力する、計算する、結果を表示するという3つの機能がある。それをプログラム的に表現すると、
int main()
{
入力
計算
表示
}
こうなる。よって簡単な計算機の場合、計算機を表現するプログラムは三行くらいで終了するらしい。
それを実現するのが大きな箱だ。
『
大きな箱ゎ、いろいろ面倒なんだぉ
でも大きなお友達を使えば頭からっぽで大丈夫!
#include <iostream>
class name
{
public:
void big(){}
int min;
};
int main()
{
name obj;
obj.big();
obj.min = 1;
return 0;
}
こんな感じに使うんだぉ(=゜ω゜)ノ
簡単だね☆
』
相変わらず猿に理解できるのかどうか微妙だが、なんとか理解できたので解説しよう。
#include <iostream>
class ponpoko
{
public:
void usagi()
{
printf("年小組");
}
void neko()
{
printf("年中組");
}
void tanuki()
{
printf("年長組");
}
};
int main()
{
ponpoko obj;
obj.neko();
return 0;
}
こうすれば「年中組」と表示される。もちろん、obj.neko()をobj.tanuki()に変えれば「年長組」と表示される。
もう一つ、scanfという、箱に物を入れる道具がある。使い方は
int a=0;
scanf(" %d ", &a);
こんな感じ。
以上が、この本から得られるプログラムの知識だ。
何かを入れる箱
たくさんある箱
大きな箱
箱に物を入れる道具
箱の中身を表示する眼鏡
箱を開く条件を与える鍵
箱を一気に弄る為の道具(繰り返し)
あらためて問おう。たったこれだけで、いったいどうやって人生ゲームを作ればいい?
「クソ、全然わかんねぇ」
果たしてパソコンと睨み合う日々が続き、なんの進展も無いまま三月が終わろうとしていた。




