SS:みさきとお風呂とまゆみさん
俺は、銭湯について考えていた。
ひたすら考えていた。
昨日の変態みたいなヤツが、みさきを視姦しているかもしれない。
そう思うと、みさきを男風呂に連れていくなんて二度と出来ない。
こういう時は、彼女を頼るしかない。
「というわけで、相談がある」
「……ど、どんなご相談でしょう?」
いつかと同じ様にドアの近くに正座して、座布団に座るエロ漫画家さんに向かって声をかける。
「おまえ、風呂って入ってるか?」
「入ってますよぉ!! こう見えても綺麗好きですから、はい!」
いかん、怒られた。
「すまん、悪気は無い。あれだ、やっぱり近所の銭湯か?」
「ええ、私的には温泉ですけどね、はい」
いかん、何かを頼める空気じゃない。
「もう、突然なんなのですか……」
「いや、その……一緒に入ってくれないかと思ってな」
「アヘっ!? そそそ、そんなエロ同人みたいなプレイは漫画の中だけでお願いしまする!」
「ん? 良く分からんが、変態の目にさらされるのかと思うと、気が気じゃなくてな……」
「なんてハイレベル!?」
「だから、みさきと一緒に入ってくれる女性を探しているんだが……」
「…………ぁ、みさきちゃんと……ぁぁ、はは、はは……ふへ」
そんなこんなで――
こんばんは、また私です。
急遽、みさきちゃんとお風呂に入る事になりました。
幼女とお風呂……ふ、ふひひ、親になる前に、子供とお風呂に入る事になるなんて。
「み、みさきちゃーん、よろしくねー」
「……ん」
いつもは昼間に利用する銭湯ですが、やっぱり夜だと人が多くてアヘっちゃいそうになります。
……うぇ、ここに居る人の8割がリア充だと思うと吐きそう。
「ええっと、じ、自分じゃ服を脱げないのかなぁぁ? ふひひひ」
バンザイするみさきちゃんに話しかける私、完全に不審者だなぁ……ふへへ、でも合法、合法だから。
「……ん」
うぉ、みさきちゃん動じない。
人見知りとかしない子なのかな?
同意を得たので、みさきちゃんの服を剥ぎ取る私。
……ふぅぅ、もし貧乳属性があったら犯罪者になっていたかも。危ない危ない。
幼女は大好きだけど、あくまでライクだからね。ピュアラブだから。
私と同じ大きさの胸に興奮したりせんですよ。ふふん。
「……ええとぉ、みさきちゃん? なにかな?」
脳内トークを繰り広げる私をガン見していたみさきちゃん。
……み、みさきちゃんが私の大事なところを……なんてね。顔を見てるんだよね、顔。
「……ない」
「むっ」
この幼女、言ってはならぬことを……これでもBだから! Bだから!
「おちんちん、ついてない」
「ぶはっ――」
お、思わず吹いたでござる。
この幼女おちんちんと申したか?
おのれ、いったいどんな教育をされておるのだ……。
「ええとね、女の子にはね、ついてないんだよぉぉぉ……」
つらたん。
幼女相手にもコミュ症スキルがパッシブとか、泣きそう。
「おんなのこ?」
不思議そうな顔できょろきょろするみさきちゃん。
はぁ、これがロリじゃなくてショタだったら、素養はあるのに。
あーらあらみさきくん、そんなに女の子の身体が気になるの?
だったらぁ、お姉さんが、教えてあげようか?
……ふふへ、やはりおねショタは鉄板……おおお、オネショちゃうわい!
「だいじょうぶ?」
あかん、心配されてもうた。
「だいじょーぶだよぉぉ、さ、さぁ、お風呂いこうか、ふへへ」
「……ん」
つかつかと私の前を歩くみさきちゃん。
……お、大物だぁ。
それから自然な動きで一番奥のシャワーを占拠したみさきちゃん。
じーっと私を見ている……洗えと申すか?
ふ、ならば仕方あるまい。
小日向檀、おぬしの召使いとなってしんぜよう――
あふぁ、髪すべすべぇ……肌もすべすべぇ……はぁ、はぁ……次の本はおねロリの百合物でもいいかも知れない……ふひっ、はかどりそう。
妄想はさておき、みさきちゃんウォッシングは真剣に
「ど、どう? いいぃ痛く無いかなぁぁ、はは」
「……じょーず」
ほ、褒められてしまったでござる。
「て、やわらかい」
「そ、そう?」
これは、あの人と比べてということでせう?
そんな、まるで行為中に前のパートナーと比べられているかのような――アヘッ、なんて高度な寝取りプレイ!
……って、真面目にやれ私! ここは自分の部屋じゃない!
全年齢対象……全年齢向け……。
「か、痒い所とか無いかなぁぁ、へへ」
「……ん」
…………ふぅぅ、初めて幼女の身体を洗ってしまった。
なんという柔らかさ、なんという緊張感、なんという達成感……。
こんなにも湯船が心地良いと感じたのは何年ぶ……そうでもないかな、うん。
おぅふ、みさきちゃんにツンツンされてしまった。
「……えぇぇと、次は何かなぁぁ、へへ」
「ひざ」
ひざ? どういう意味?
「……」
「……」
ご、ごめんなさい。
全然分からないでござる。
「……」
あれ、ちょっと怒った?
ごごごごごって近寄ってくる……はぁ、はぁ、あの手に叩かれたら柔らかくて気持ちぃだろうなぁ……。
「……って、あれ? み、みさきちゃん?」
私に馬乗りになったみさきちゃん。
何をするつもりなのだろう。背中を向けているけれど……おぅふ、寝転がった。
ああぁぁ、全身で感じる幼女の肌……やーらかぃぃぃ。
だ、抱きしめたりしたら怒られるかな?
だ、ダメ。イエス・ロリータ・ノータッチ……我慢しないと。
で、でも私は、ウーマン。紳士ではなく、淑女……だ、大丈夫な、はず……。
だけど否定されたらどうしよう……きっと私、ショックで自殺する。
……抱くか、やめるか……。
「…………おかあ、さん」
――っ!?
「ぇぇと、みさきちゃん? ……あ、寝てる」
や、やばかった。
今の、破壊力半端じゃなかった。
……でも、そう、だよね。
みさきちゃん、お母さん、いないんだよね……。
「……」
あぁ、これが母性なのだろうか。
私にも、女としての機能が残っていたらしい。
……はぁ、子供ほしくなっちゃったなぁ……くぅぅ、リア充になりだぃ”ぃ”!
こんな感じでSSでした。
また定期的に書きます。
リクエストなんか聞けたら嬉しいです。
次から大真面目に
人生ゲームプログラミングをします。




