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プロローグ
これは戦争だから。そう自分に言い聞かせ、命令には忠実に従ってきた。
戦場に出るなら敵を殺す。
部下を率いろと言われれば、仲間に死ぬ覚悟をさせる。
しかし、兵士である以上、自分という人間も、同じ戦場にいる仲間も、敵でさえも、ただ数ある駒の一つに過ぎない。
意思がある。仲間がいる。思い出がある。それぞれに人生がある。
一人ひとりの人間が、戦場ではただの死体となり、ゴミのように無造作に積み上げられていく。
次は、自分の番かもしれない……。
そして俺に命じられたのは、敵国の新兵器――『ブラックソーン』の破壊だった。
あのとき失敗していれば……




