3.3.このゲームをより楽しむために
■このゲームをより楽しむために
好きなロボットを作って楽しむのがこのゲームの最大のポイントだが、データが存在する以上強弱というものも出てくる。戦闘でも勝ち負けは出てくる。
ここまで読み進め、仲間と1度、2度とちょっとした模擬戦をすれば、このゲームの流れは概ね掴めてくるのではないかと思う。
ここでは浪漫ではなく、データ的な話をする。
■キャラクターを見直す
自分の作ったロボットが役に立てず、簡単にやられてしまっては悲しいだろう。
そのような事態を避ける為、キャラクターデータ、機体データのポイントを説明する。
自分の作ったキャラクターを見直してみて欲しい。
①回避は出来るか
回避が出来なければ撃墜される。回避の技能は上げられるだけ上げておくべきである。
最終的な回避の目標値が50を切っているのなら、キャラクターの構成を見直した方が良いのかもしれない。
例えば消費AP3の武器のダメージは大きくて6D10程度。30点前後はダメージを食らう。
3回も攻撃を受ければ撃墜されるだろう。
そういった食らってはいけない攻撃を避けられるように、例えL機体であっても回避は出来るだけ伸ばしておくことを推奨する。
②APは3以上あるか
イニシアチブ20と21には大きな違いがある。APが2になるか、3になるかである。特殊な構成をしていない限り、APはこのゲームで最も重要なリソースになる。
回避をするにも攻撃をするにもAPを使用する為である。
特に、APを3確保することは重要だ。消費AP3の武器は強力なものが多い。これが使えるか使えないかは大きな違いになるだろう。
③サブウェポンは用意しているか
消費AP3の武器は強力だと言ったが、それだけで勝つことは難しいだろう。
何故なら、エネミーも危ない攻撃は回避するからだ。ボクシングと同じで、ストレートとジャブの組み合わせが重要になるのだ。
そう言った意味で、サブウェポンとして消費AP1や2の武器は用意しておいた方が良いだろう。
サブウェポンはメインウェポンと射程を合わせやすいものを選ぶと良い。
④メイン技能は80になっているか
失敗したくない技能は、最大限伸ばしておいた方が良いだろう。
命中や回避に使用する技能や、【運転:ギア】などがこれに該当する。
平らに横に伸ばすよりは、メインで上げる技能を選び、そこに技能値を集中させた方が良いだろう。
■戦闘のコツ
データと同じく、戦闘にもちょっとしたコツがある。
そこを理解するだけで、ずっと戦いやすくなるだろう。
①相手のFCSから外れて、自分のFCSに相手を捉える
武器の射程が届いていても、FCS範囲外への攻撃は命中の目標値が半分になる。
圧倒的に命中し辛い、ということである。
自分のFCSの範囲内に敵が居ないなら、移動に手番を割いてでも相手をFCSに捉えた方が良いだろう。
これは立場が逆になった場合も同様である。
②攻撃を命中させる
消費AP3の攻撃は避けられやすい。では当てるにはどうすれば良いか。
一つは、相手に複数回回避をさせることである。回避をするごとに、相手には【反動】のBSが蓄積されていく。
【反動】がⅡになれば、回避に必要なAPは3になる。消費AP1や2の攻撃を繰り返し、相手の回避を誘うと良い。
誘いに乗らず相手が回避しない場合は、相手のダメージがかさんでゆくことになるのだからどちらにしろ損はない。
もう一つは、相手のAPが0になったところを狙うことである。回避に必要なAPがなくなれば回避出来ない。
待機して相手の攻撃を誘い空振りさせて、APが0になったのを見てから攻撃を仕掛けるのである。
時として行動放棄を選び、APを1消費するのも必要なことだ。
③エネルギーシールドの特性を理解する
相手のエネルギーシールドがⅠ、Ⅱ、Ⅲのどれなのかを見て戦い方変えると、より有利に戦いを進めることが出来る。
例えばエネルギーシールドⅠであれば一度に20以上のダメージが出せそうな武器で攻撃するか、アサルトライフルなどの多段命中系の武器を用いて5回の使用回数を効率よく消費させると良いだろう。
エネルギーシールドⅡ、Ⅲであればやはり多段命中系の武器が有効だ。エネルギーシールドで防げるのは、多段命中の1発分にしかならないからだ。
こういった特性を理解しておくと、自身のエネルギーシールドの維持と、相手への攻撃が有効に行えるようになるだろう。