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居酒屋へ

約束の日だった


私は久しぶりによそ行きの服に着替え、いつも一つにまとめている長い髪をおろし、コテで巻く


待っていたその時豊くんから電話があった

「あのさ!約束って今日だったっけ?」

そうだけど

そう答えると、マジンガー??ごめん!今思い出した。用事あって行けない!

また他の日でもいい?


「アッいいよ別に」

そう言って電話を切る

「マジンガー」

面白い人だなと思った


別にもう良かったが、後日豊くんから居酒屋へ誘われて2人で会うことになった

「こないだごめん!!」

2人でビールを乾杯した


「最近旦那さんとはどう?」

そう聞かれ

「実はさ…事故で死んじゃったんだよね」笑顔で答えた

初めて人に打ち明けたのだった


何故私は豊に話したのか


誰かに聞いて欲しくなった


驚いていたが

それ以上何も聞かず、色んな話をしてくれた。


帰りにプリクラ撮ろう!と2人で中に入った


3.2.1パシャッ!!

その音と同時に豊くんは私の頬にキスをしたのだった


それからなんとなく気になる人になる


会社の飲み会があった

布袋のバンビーナという曲を、豊が歌った

曲の最後に床にマイクを置き

バク転をした!

すごい!

そう思った


更衣室の下駄箱にしんちゃんのスニーカーを私は置いていた


洗い場のおばさんが「誰のだろう?大きな靴だね」と言った


私のです

死んだ旦那の形見なんですよね


何故かそう話した


その後噂はすぐ広まった


ウソ!!知らなかった!!

私マキちゃんのこと、今まで誤解してたかも知れない


そう泣いていたパートさんもいた

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