経営者が変わる
ゴルフ場には会員権という物があり、購入した人はメンバーになれる
お預かりしたお金は、時が来たら返さなければならない
ゴルフ場の経営者が、そのお金を使い込んでしまい返すことが出来ない
という事態が起きた
とんでもない出来事に、散々お客様に責められる営業の人は
「申し訳ございませんでした!!」土下座して謝罪する
ぞろぞろと知らない人達が、中を見に来る
ゴルフ場を買い取った新しい会長だった
一旦ゴルフ場は閉鎖することになり、高級な内装に生まれ変わらせるための大きな工事が始まる
従業員は全員そのまま残れることになった
それでも仕事はあった
夜、電話がかかってきた
前に連絡先を交換した、後に旦那となる豊だった
「まだ働いてんの?」
「皆でご飯食べてるからおいでよ!」
仕事を終え、飲んでいる店へ向かった
久しぶりに外食をした
帰る時、豊くんは力強く私を抱き締めてきた
ただのノリだ
明るい人だと思った
「マキちゃんてさ。車で寝てんの?中に布団があるけど」
車で寝泊まりしていた時のままになっていた
私には休みというのがなく、ぶっ通しで勤務していた
「休みくらいあげなよ」
事務所の人が上司に言った
「休みをくれって言わんもんで」
そう言われた
豊くんはプロゴルファーを目指す研修生だった
工事中はグリーンの芝刈りを手伝っていた
私は事務所の仕事を手伝っていた
真っ黒に日焼けした豊は、事務所にきて、「お願いします!」と紙を置いていった
有給届
実家に帰省のため
そう書かれていた
お盆かぁ
もう夏になっていた
休憩室で食事しながらパートさんと会話していた
私は休みが、無さすぎて仕事終わるのも遅くて、給料が下ろせない!貯まっていく一方だと話していた。
隣で聞いてた豊が「その金、俺が使ったろか」と言っていた
豊は女子更衣室に入っていき、タバコを吸って出ていった
川西さんが言う
「あいつさ!金ないみたいで私のタバコ勝手に吸って、何本も盗んでいくの」
そうなんだーと聞いていた
お姉ちゃんはお金貯めておきなと言っていて、下ろせる時には何万か渡し、お姉ちゃんはそれを封筒に入れていた




