73/329
最後の日
仕事をしていたらしんちゃんから連絡があった
「お前の作ったキムチ鍋が食べたい」と言われた
大喜びで帰りに食材を買い、家に行き玄関から堂々と入った
「すぐ作るから待ってね」
その日のしんちゃんは、まるで前に戻ったかのように優しかった
「一緒に風呂入ろうか」
そう言われ2人で風呂に入る
「洗ってやるよ」
戸惑ったが、しんちゃんに頭を洗ってもらった
さぁ寝るか。
しんちゃんはベッドで寝ようと言ってくれたので
布団に入った
しばらくして後ろからしんちゃんは私を抱き締めた
しんちゃんは私を抱いた
次の日行ってきますと家を出て別れた
いつまでも車で寝ていられず私は姉の家に居候することになる
しんちゃんが許してくれるのかもしれない!
そう期待していた
それから一週間くらいたって
ある日の朝3月19日の朝
しんちゃんの幼なじみのトモキくんから電話があった
「マキちゃん、しんちゃん死んだ」
そう言われた




