キャンドルサービス
真っ白なタキシードを着たしんちゃんと腕を組み入場する
2人で各テーブルに灯を灯す
入場曲は、宴会場で婚礼の経験のある、しんちゃんのオススメで入場だ
トトロの「風のとおり道」
この音楽に合わせての入場だ
新郎親族のテーブルまで行き
灯をともそうとした時、おばさんが乱入してきて
「しんちゃんおめでとう!!」
そう言っていた
写真注文の時、お母さんに電話をかけてきていたあの友人と名乗る人だった
式に呼ばれていないが、どうしても参加したかった
というおばさんの突然の登場だった
新郎友人席ではロウソクの先に
、鯛のお頭が乗せられていた
どけてもらい灯をつけようとするが、鯛のせいで濡れてしまったのか中々着かない
「つかんやないけ!!」
しんちゃんが笑いながら言っていた
最後に花嫁の手紙になる
私は事前に何度も書き直して、自分で感極まって泣きながら書いていた物だ
「お父さんお母さんへ」
マイクを手に私は手紙を読んだ
高校をやめてしまい卒業証書を手に帰る、私の姿を夢見ていた母に対する後悔
父が内緒で財布にお小遣いを忍ばせてくれていた話
車の運転を心配してついてきてくれていたこと
親孝行が何も出来なかった話
もう練習しすぎて泣きすぎたせいで、本番は泣かずにきちんと読めた
花束を渡し、最後にウルフルズのバンザイという曲をテーマに退場した
それから急いで撮影に行く
しんちゃんは背が高いので私と身長が釣り合わず、ビール箱の上に私は立ち撮影した
ドアの外から覗くしんちゃんの友人が
「しんちゃん!どうやった?見つかったか??」
そう声をかけている
何だろうと思った。
式は無事終わった
宴会場のスタッフは
私が手をつけなかった料理を全部残してくれていた
お腹すいただろ!食えよ!
笑いながら食べたコース料理は美味しかった
二次会へと続く




