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ぶっつけ本番披露宴

打ち合わせをいつもしていた担当者の司会で始まる

入場し大きな拍手で迎えられる

「マキちゃん綺麗!」



次に何が始まるのか実は2人とも把握していない

案内されどちらの席に座るのかも分からない

2人でモタモタしてスタッフに言われて席につく

親戚のおじさんの「3つの袋」と言う話を聞き皆で乾杯をした

席につき料理が運ばれてくる

「美味しそう…」

朝から何も食べていなかったが、撮影されてビデオに食べている姿が写ってはいけないと思っていた私は、我慢して何も食べなかった


新郎友人のスピーチではしんちゃんの幼なじみのトモキくんがしてくれた

話の中の「しんちゃんは酒を飲んで酔うといつも、俺にはあいつしかいない!とマキちゃんのことを話していました」

という話だった

「どうもご静聴ありがとうございました」トモキくんがそう言うと

「オイ!選挙かよ!」

新郎友人席からヤジが飛び笑いが出る


食事しながら宴会が進む

次々にお酌されるビールを、しんちゃんはグイグイ飲んでいた


その時話始めた司会者には少し腹が立ったのだった

「皆さん!ご注目下さい!」

「本日新婦のお召しになっている純白のウエディングドレス」

「何と今日の為に新婦自ら手作りで作った物です!」


エッ?

ハア??

固まって司会者を見ている真顔の私の姿も映像に残されている


嘘やん!そんな話!!


ムカついていた

私もグビグビ、ビールを飲み始めた

兄がカラオケで浪漫飛行を歌った

お兄ちゃんは歌が上手い!

気分を変え、楽しんだ


お色直しの時間だ

お母さんの兄がナガモチウタという、民謡を無伴奏で歌いそれをバックに退場する

司会者が話す

「お色直しの為、新婦の退場です」

「エスコートは新婦のお父様、楠本ヨシナリ様にお願い致します!お父様前の方にどうぞ!」


この為に私は酒を飲むなと再三注意しておいた


皆知っていたが知らなかったのお父さんだけ


お父さんは、約束を守り飲んでいなかった

笑いながらお父さんは私の隣にきて、私の腕に手を通してきた

「反対!反対!」

それ、女性が相手に組むやつ!


お父さんと腕を組み直し

友人は大笑いしていた


全く!飲まなくてもやらかしてくれるわ



退場しカクテルドレスに変身するのだった


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