223/329
仕事に行きたくない
この頃から私は、仕事に行くよりお酒が飲みたかった
言い訳を考えては欠勤するようになる
家族には怒られるから隠れて酒を飲むようになっていた
あんなに楽しくて行っていたはずの仕事が、どの仕事をしても嫌々やるようになる
毎年卒業した学生が新入社員で入ってきて、最初は「教えて下さい」と、低姿勢なのに半年もすれば注意してくるようになる。
やりたくないと誰もが思う仕事ばかりが回ってくる
正社員が沢山いる中、もう私のようなパートは必要なくなって来ていた
シェフも「パートさんっていらないんですよねー。だから募集はかけないんです」と言う
オープンの頃は異常な忙しさと、次々についてこれず人がやめていく中、遣り甲斐もあり残っていた私はパートリーダーと呼ばれていた
でもこんな若い人ばかりの職場に、私みたいなおばさんはいらないだろうと思い始めていた。
ある日実家に泊まった
その夜また始まったのだ
「ピンポーン」




