新しい友達
お迎えに行くと、運動場でさっちゃんは逆上がりの練習をしていた
後ろに女の子がいた
「りか!押して!」
さっちゃんが何度も背中を押させる「いいよー」と、その子は押してくれていた
イイコだなと思った
その子のママが迎えにきて、挨拶だけして別れた。
それからよく会うようになった
可愛くて優しそうな人。おっとりしてて、こんな人友達だったらいいな。と思っていた
ミリア先生が「ダンス来てくれる人紹介して」と、言ってきた。
りかちゃんのママを思い出して、ラインが繋がっていたので「見学にきませんか?」と送ってみた
りかちゃんママは見学にきて、ダンスに入ることになった
ある日家に呼ばれて、遊びに行った。話していたらりかちゃんは今まで、友達が出来たことがないと話していた。
「保育園の友達は?近所の子達は?」誰とも遊ばないと言う
悩んでるようだった
それならさっちゃんだ!と思いそれから何度も遊ばせるようになる。りかちゃんはいつもゲームをしていた
「可愛そうだと思ってゲームばかり与えちゃって。りか、ゲーマーなんだよね」と、困っていた。
ちょくちょく誘われては遊ぶが、私が「りかちゃん鬼ごっこしようか!」と言っても「ママー」と、ママから離れない
さっちゃんはゲームセンターで取ったガラスの石をりかちゃんにあげた。「しんゆうのしるしだよ」さっちゃんが言うと、りかちゃんは嬉しそうにしていた
最初は何も気がつかなかったが、全身酷いアトピーで体を掻いてばかりいた。
「私も子供の頃アトピーだったよ。今は無いけど。病院に行ってるの?」そう聞くと「薬が何錠も出されて、飲ませるのが可哀想だから止めた。私の力で直して見せる」と話していた
次第に気がついていくのだが、皆に嫌がられているようだった
男の子には「ぶつぶつ」と呼ばれよくりかちゃんは泣いていた
りかちゃんママは「さっちゃんだけだよ。遊んでくれるの。」と言うので「さっちゃんはアトピーのことなんて何も気にしてないよ」と言ったら「皆さっちゃんみたいだったら良かったのに」そう言っていた。
他所の家にお邪魔しても必ずご主人が帰る前には、帰るようにしていた。ある日帰ろうとしたらご主人が帰ってきた
挨拶だけして「さっちゃん!お父さんが帰ってきたから帰るよ!」と急かしていたら「ゆっくりしてって下さいよ」と言われた。
缶酎ハイを出されて「一杯どうですか?」と言われた
「あ、私飲んだらダメなんです。禁酒してるんで」そう答えると「まぁいいじゃないですか」と進められた
「それなら一杯だけ」そう言っていたのに冷蔵庫の中の酒が無くなるまで、飲んでしまった
「すみません、もう帰ります」そう言うと、「今からコンビニ行って飲みたいの買いに行きなよ」と、
りかちゃんママに話す
断れずに着いていき、つい焼酎を1本買ってしまった
フラフラになり、りかちゃんママが家まで手を繋いで送ってくれた。よいながらも「送ってくれてありがとう。優しいんだね」と、ラインして、残っている焼酎は持って帰ればと言われた。焼酎をまだ飲もうとして、落として割ってしまった
また掃除しなきゃ!と1人で腹を立ててそのまま寝たのだった
酒を飲んで醜態をさらすかもしれない
変なこと喋るかもしれない
なるべく1人で飲もうと決めていたのだった




