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モモ

問題はモモだ

一生1人で過ごしていくのか

次にモモの死を見ることはもう出来ない

誰か飼ってくれる人はいないだろうか

でも大切にしてくれるとは限らない

その時、和美ちゃんのことを思い出した

市営に引っ越すけど、犬は飼えない、何とか引き取って貰えないかと相談した。無理を承知でのお願いだった


和美ちゃんちのマロはもう亡くなっていて、ヨークシャーテリアを2匹飼っていた


一度マッチングをしてみたいから、モモと会わせて欲しい。

そう言って、モモが臭くないようにとシャンプーして、いい匂いの犬用ムースをつけた

最後の日、モモの散歩に行き、歩いている姿を写真に撮った


和美ちゃんの家に行った

メスがお母さんでオスが息子

メスの方がモモに威嚇し、喧嘩になりそうで慌てて抱く

「マキ、おろして放っておけ」そう言われてモモをおろすと、やはり唸られ、観葉植物の裏に隠れてしまった

その後、一緒に焼酎を飲んだ

和美ちゃんの彼氏も来た

「マキがくるから。と呼んでおいた」と話した

一緒に長年住んでいたのに、いまは上手くいっておらず、別々のようだった

その夜、酔った私は浮気について語っていた。和美ちゃんの彼氏に向けて話しているつもりだった


その日はリビングで皆で寝た

モモが私の顔に自分の顔をくっつけて、安心したように大きな鼻息をついた。


翌日、「和美ちゃんありがとう。また来るね」そう言ってモモを抱こうとしたら

「マキ!モモはこのままおいていけ!私が面倒みたるわ」

そう言ってくれた。

ありがとうありがとう

モモバイバイ!幸せになってね。

帰り道和美ちゃんは「しかし、昨日のマキは熱かったな!」と言っていた


その後、和美ちゃんは彼と別れて犬3匹との生活が始まるのだった


家に帰り、モモの散歩紐、おもちゃ、トイレシートに餌を箱に詰め和美ちゃんの家に送った


和美ちゃんならきっとモモを大切にしてくれるはず!そう思った

10万払うからモモをくれ!と言って笑っていた昔の和美ちゃんを思い出していた


それから和美ちゃんはモモを毎日お風呂に入れていたようで、顔を噛まれた写メが届いた

ペット飼育もしていない家賃を、市営に入れるまで待ち続けた

たまに和美ちゃんに電話して「モモ!モモ!」と呼んでみたりしていた


何ヵ月かして、「モモは我が家のアイドルです」と、集合写真にモモが写っているのを送ってくれた


それから数ヵ月して大きなお腹のモモの写真が来た


ヨークシャーテリアのオスの子供を妊娠したようだった

「ええーっ!」と皆で驚いた

あのまま私と暮らしていたら、モモは母親になんかなれなかっただろう。

花は赤ちゃん産めなかったけど、モモ良かったね!と話していた


モモが出産した!と連絡が来た

3匹産まれたけど、モモが育児をしない!子犬が死んじゃうから病院行ってくる!

そう言った後、「まだお腹に子供がいたみたい!全部で5匹産まれたよ!」

モモが5匹も産んだって!皆に報告した


ヨークシャーテリアのメスが子犬を1匹噛みついて死んでしまった


モモが飛び出してきて、食らいつき殺しあいのような喧嘩になったと聞いた


モモ!母親として頑張ったんだ!

いつかもう一度会いにいこう

でも、迎えに来てくれた!と喜んでまた置いて帰ってしまったら?そう思いながら月日は流れていった

これが和美ちゃんに助けてもらった出来事であった

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