やるべきこと
一人で色々調べた
派遣会社の担当に傷病手当をお願いした
会社には反対され、それならもう首にしろと言われたらしいが、頑張ってできるようにしてくれた
仕事場には入院するので休みを下さいと頼んだ
高額医療の申請にもいく
大学病院へお父さんお母さんと行った
癌の大きさは3.8センチ、4センチ越えると手術は無理で抗がん剤治療から始め、癌を小さくしてからの手術になると言われた
私は「あの、先生私子供が欲しいんです。どうにかなりませんか?」そういうと先生は「次は余命の宣告になりますよ」
そう言った
手術は1ヶ月後になると言われ、お母さんが「進行性というならすぐにでも手術をして貰えないですか?」と言った
「手術台が空いてないのに、それは無理ですね」
リンパに転移する恐れがあるので、子宮と卵巣両方取りましょうと言われた
代理出産という望みもあると思った私は「卵巣は残して下さい」
そう頼んだ
「俺の世話は誰がするんだ」と豊くんが言った
うちの実家はお嫁さんが出ていき身動きがとれない
犬アレルギーの子供がいるから預けることもできない
豊くんが犬の世話をするはずもない
九州へ電話をし、私が退院するまで家にきて欲しいとお願いした
豊くんのお姉さんは「自分のこともできないのか!」と怒っていた
保険は赤池くんが働いており、補償が十分なものに入っていた
あの時保険に入っていて良かった
入院まで1ヶ月
この汚い家を片付けないと
怖い!
この嫌な体から何とか脱いで、逃げ出したい!
そう思った
「いつまで起きてんの。早く寝ろよ」
背中を向けて寝る豊くんの背中に、しがみついていた




