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告知

病院に2人で行った


診察室に入ると先生はこう言った

「癌です」

紙にはステージⅤと書かれていた


「進行性の悪性癌だから、すぐにでも手術を。大学病院に紹介状を書きますので」

言葉を失う

ドラマとかでは、家族に伝え本人には言わないのでは


「今の時代隠してもネットですぐ情報が入るので、本人告知しましょうということになってるんです」



子供の頃からこれだけは一番なりたくないと、思っていた病気だ

おそらく最初の検査も忘れていたのか、毎回子宮は見ていたはずなのに見落としていたか


先生は病院の出口まで見送って頭を下げていた


涙が止まらなかった


死ぬのだろうか

私はまだやり残したことが沢山ある


豊くんが「マキちゃん実家に行ってお父さんお母さんに話に行こう」そう言って、黙って実家に向かってくれた


話を聞いてお母さんは「仕事ばかりしているからそうなるんだ」と言った

お父さんは、仕事場に電話をし始め「娘が、癌でねぇ。手術せなあかんもんでお休みもらいます」

電話を切って「俺は行動力あるやろ!何でもやること早いんや!」と言った


それを聞いていた兄は「マキの気持ちを考えろ!」と怒鳴った


酒を飲んでいたお父さんは、和室で寝転がり

「マキちゃんごめんねぇ」と言っていた


豊くんは「俺って柏木家の末裔ななるわけだよな!すごくない?」

そういって笑った

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