高校へ
ユキコは私より勉強が出来たので、違う学校へ。
一緒に自転車で登校する4人が決まった
新しいクラスへ入る。私の席は一番後ろだった。
知っている人は誰もいない
他の皆は同じ中学の子がいるから話し相手はいた
自分から話しかける事もできず
友達が一人もいない
休み時間には他のクラスへ行って同じ中学の子を探していた
どうしよう
楽しい高校生活が待っていると思ったのに一人ぼっちだ
こんなはずじゃなかった
何とかしなきゃ
「ねえ。マキって呼んでいい?」
できたら友達になりたくないタイプが一人ずつ話しかけてくる
断れずその子達と一緒にいるようになった
前の席ではヤンチャな感じで楽しそうに盛り上がってる子達がいた
あっちのグループに入りたいな。
優子の家に遊びに行った
相変わらずのヤンキーで部屋は落書きだらけ
金髪にソバージュ
友達が出来ないことを話したら優子はこう言った
「一匹狼でいいやん」
「マキ、これあげようか」
持っていたのはオロナミンのビンだった。
中身はシンナーだった
初めて吸ったのはいつだったかもう覚えていないが2000円払えばシンナーが手に入ることを覚えた
大人しい目立たないタイプの友達から離れたかった
前の席にいる前から気になっていた幸子に、勇気を出して声をかけた
「私と友達になってくれない?」
答えはOKだった
すぐ仲良くなった。
シンナーを持っていると知り幸子は欲しがった
「中学の時お父さんが病気で死んじゃってさ」
お母さんが一人で子供を育てているようだった
マキちゃん家に遊びに来てよ
嬉しかった
喜んで遊びに行った幸子の家はヤンキーが集まるたまり場だった
ピアスをしようとして耳に安全ピンで穴をあけた
噂では自分であけて耳から白い糸が出て、それを引っ張って失明した人がいるんだって!
耳たぶを氷で冷やしピンで指した
金のピアスをはめないと膿んでくると聞いて金のピアスをはめた
お母さんに見つかりまたビンタを食らう
「五体満足に産んでやったのに傷をつけるとは!」
「お前を殺して私も死ぬわ!」
包丁を向けられ驚いて外へ飛び出した
ユキコの家に向かって言った
「お母さんに殺される!」
しばらくしてから近くの公園に行きどうしようかと考えていた。
公園の前のバス停に
私を追いかけて探しているお母さんがいた
「お母さんごめんなさい」
そう謝った
完全に穴が空くまではピアスは外せない。耳たぶに絆創膏を張りおさげに髪を結び、隠して行っていた。
トイレを出ると洗面所がありそこに鏡があった
鏡で耳のピアスを見ていた
鏡の後ろに先生が立っていた
「楠本。楽しそうやなぁ、それは何だ」
ビックリして走って階段を降りて逃げた
同級生には、すごい!いいな!私も穴あけて!そう言われて安全ピンであけてあげた




