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添い猫  作者: 神崎信


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206/210

途方に暮れる

何事も 無かった ような 街の風景


スマホの 画面越しに 見ていたのは 夢か現か幻か


自分の テリトリーを 見回って ほっと 一安心


何処かで どこかで 悲しんでる 人達が 居るのに


自分さえ良ければ良いのか と そんなわけはない


そんなわけはない が そんなことになってしまう


信じられないこと 信じたくないこと


街に立つ 仮装をした 2人組の女達


40分だけ 飲みませんか? と 声掛けしてる


目を合わせずに 前だけを 見て 通り過ぎる


後ろの方で 直ぐに機械的に 同じ言葉を連呼する


空っぽの 言葉達だけが 耳に こびりつく


遠いような 近いような 場所で 途方に暮れる


そんなこんなで 今日も 日が暮れる








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