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添い猫  作者: 神崎信


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198/213

まくらさん

まくら を 換えないとな


カバーを外すと まくらの中身が出て来たぞ


破れて 穴が 空いちゃってるよ


ぽろ ぽろ ぽろりん そばがら って 言う奴が

次から次へと 出て来てしまう


さぁ〜って 困ったなぁ どうしよう


まくら は 何気に 否 とても 重要だよね


面倒だな 穴に ガムテープを 貼ってみた


カバーも あるし とりあえず 大丈夫


まくらさん あなたと 出会ったのは いつだったか


淋しい夜も 哀しい夜も 支えてくれましたね


流れた 涙の痕も 数知れず


怒りに任せて 壁に ぶん投げた時も あったかも


家猫が ごろん と 身を任せ 気持ち良く

眠ってたのを 想い出す


まくらさん あなたが 私に 合わせてくれたのか


私が まくらさん に 合わせて いたのか


今と なっては どちらでも よい 感じです


もう少しで お別れに なると 思いますが


最後まで お付き合い 宜しくお願い致します








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