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添い猫  作者: 神崎信


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189/214

届かない夜

嫌いな奴等の 顔 が 脳裏を掠める


よりによって 思い出したくない 面々


こんな 時 相手の方にも 僕の 顔が 脳裏を

掠めて いるんじゃないかな と 想像する


科学では まだ 解明出来ていない 様々な事柄


もしか したら なんらかの 不思議な 力 が

作用して 嫌いな者同士 時折 思い出しているの

かも 知れない


好きだった 人 好きな 人 に 想いを寄せても

何も 起こらない 何も 届かない


そんなもんだよ そんな 自分に都合の良い こと

ある訳 ないよ と 理解している


それ なのに 万にひとつもない こと に

想いを馳せる 夜もある




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