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添い猫  作者: 神崎信


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舞い戻る

深夜 下り方面 に 車を 走らせる


どんどん どんどん 下って 行く


明かり が 少ない方 少ない方 に 向かって


人 の 気配を 感じない 静寂を 求めて


ひとり ハンドルを握り 無心 で 走る


ふと 悲しい思い出が 脳裏を よぎる


悲しい けれど 大切な 思い出


忘れたい けれど 忘れたくない 思い出


雨 が ぽつ ぽつ と 降り出した


ワイパー で 雨粒 を 弾いてく


瞳 に 泪 が たまって いく


頬 を 濡らす前に 指 で 泪 を 拭っていく


夜 が 明けて 来そうだ


そろそろ 帰ろう 帰る場所が あるだけ 幸せだ


引き返すに従い 街の喧騒が 蘇っていく


何があろうと なかろうと 今日も また 始まる

















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