明日に着くんだ
お久しぶりです、忙しくていつの間にか1年が過ぎていました。これからまた投稿を開始していこうと思います。
カクヨム限定で霊王は人類を滅し異世界へ行く
を投稿しているのでそちらも是非見てくだい!
「起きてシューハ君、夜ご飯よ」
「うんん?お姉さん?」
「傷は大丈夫よ、君の魔力のお陰で治ったから。ありがとうね」
「良かった、お姉さんが無事で」
確かお姉さんを助けようと魔力を沢山使った後は倒れてしまったと思う。お姉さんも倒れてたから他の冒険者の人が運んできてくれたのかな?
馬車を出てすぐににある簡易的な椅子座る。もう僕以外の人は席についてから僕が一番最後だったみたい。
ご飯は大抵同じ食事を2〜3回食べる事になる。狩ってきた肉が大抵食べる人数より多いからだ。余った肉はそのままにしておくと腐ってしまうのですぐに馬車の後ろにかけて干し肉にする。野草は数日はもつので使った分だけ夕食の前に冒険者の人達が取りに行っている、肉が少なくなると野草と一緒に肉になる動物や魔物を狩って帰ってくる。
「もう少し待ってろよ」
「私も少し辺りを見てくるわ」
「おう、よろしく」
今日の料理当番の冒険者のお兄さんがこちらを見てそういう。
「お腹すいたぁー」
「はやくー」
いい匂いがしてくるので更に空腹感が出てきたのだろう、全員が同じような事を呟く。
「僕もお腹すいたー、僕は少し多めにね」
ずるいやなんでよと他の子達がシューハに向かって呟く。
「僕の昼ごはん皆で分けて食べんでしょー?それに僕は夜は少し多く貰うって昼に言ってたんもねー」
勝ち誇ったような笑みで呟きに言葉を返す。
実は寝る前に冒険するの人達に皆に僕の分の昼ごはんを分けてね、その分夜に多くちょうだいとお願いしていたので皆は昼は少し多くなっているはずだから何も言い返せないだろうとタカをくくっていたがそんな事が通じる訳もなく
「知らないよ!そんなの!ずるい!」
次第にそうだ!やそうだよ!と声が大きくなる。
「静かにしろ、出来たぞ。それに昼飯の時に言っただろ、全員のシューハがいない分多く入ってるからな。だからその分夜は少し少ないぞって伝えたらいいよって言っただろ」
夜ごはんを配りながらそう子供に言い聞かせる。
冒険者のお兄さんにそんな事を言われ、そうだけど……とでも言いたげな顔をする子供達。
「食べといて後でやっぱ無しなんて通るわけないだろ、そんな事これからもやってくといつか最悪な目に会うぞ。お前らの両親と会えなくなったり、見捨てられたりするかもな」
それは嫌だと少し泣きながら子供達は首を左右に振る。
「なら言ったことはちゃんと守れるようにしろ、食べていいぞ」
そう言うと夜ごはんを少しずつ食べ始める子供達、しかし1人だけやっと食べれる!とドンドンと食べている女の子がいた。
その子は確か僕か寝る前に話しかけて来た子だったなーと思いながら食べていると周りを見に行ったお姉ちゃんや野草を探しに行っていた冒険者の人達が帰ってきたようだ。
「周りは特に異常はないから大丈夫そうよ、後で魔物除けと動物除けを焚いておくね」
「野草取ってきた来たっすー、これで明日の昼食までは大丈夫っすね」
「旦那……なんで私まで野草取りに……」
皆少し目が赤くなっている子供達をチラッと見た後にごはんを作ってくれたお兄さんを見ていつも通りと言うような顔をしていた。
「ごはん食ったら身体拭いて寝ろよー、明日の昼過ぎ目的地に着くからな」
明日に着くんだ!楽しみだけどパパとママに会えないのが寂しい。




