第24話 無力地はまだ終わらない......?
ユニーク2000人突破しました!ありがとうございます!
これからも冒険者で異世界ををよろしくお願いします!
それでは本編どうぞ
無力地をここまで簡単に攻略できると思っていなくていまだ唖然としているトレースを引っ張りながら移動するティグリス。そしてそれを見て笑うミュリエルが無力地を平然と歩いていた。
「やっぱこの移動方が一番便利なんだよな。ちなみに正規の行き方だとどうなの?」
ティグリスが前を歩くミュリエルに問いかける。
「どうなんだろうね。突破した人もいないも同然だし多分運なんじゃないの?」
「あ、そこは神でも知らないんだ」
急にトレースは我に戻りミュリエルに突っ込む。それを軽く流して話を続ける。
「実際これが正規の行き方なんじゃないのかな?まぁもう通れてるんだしいいでしょ」
「まぁ確かにな。因みにトレースはここどうやって攻略する気だった?」
「うーん......とりあえず数日入って無理なら一回戻って何かしらの対策を考えた」
「要は考えてなかったってことか」
図星をつかれたトレースは足をつまずき転びそうになる。
「さー街までは遠いし黙って歩くよ」
「別に黙る必要はねえだろ辺り一面なにもねえんだし楽しく行こうや」
「かと言って騒ぎすぎると疲れるだけだよそれ」
あたりを見渡すに何もない。ただの平地。生き物は存在せず目に映るのは地面と太陽だけだ。目を引くような物は何もない。
その時トレースは一つの疑問が浮かんだ。
「ねぇ本当にこの先に街があるの?この調子だと待ちすら消えてそうな感じだけど」
「街だけなぜか無力地の範囲外らしい。まぁ神がそう設定したんだろうよ」
「本当にこの世界の神はなんなのかね」
「それ私に言ってる?」
「あ、そういうわけじゃないの。この世界を作った神に言ったの」
味方に神がいる事をついつい忘れてしまう。淡々と話し続けて歩く中あることに気づく
「これってまさか太陽固定だったりする?」
「よく気付いたね。あれは作り物。この地はその名の通り無なんだよ。だから本当は太陽さえも無かったの。ただそれだと太陽もなく月もなく真っ暗な状態だからって神が作り物の太陽を作ったんだってさ」
本当につくづく思う。神は便利だなと。
「流石ミュリエルが神だから何でも知ってるね。NPCとは大違いだ。てかNPCの存在意義消えかけてる気がする」
「まじでそれ行ったらあかんやつだから。俺の情報よりはるかにミュリエルの方が持ってるし」
すこしばかりティグリスが可哀そうに思えてきた。まぁ神が味方になればこうなるか......
談笑していると先頭を歩くミュリエルが立ち止まる。
「どうかした?」
ミュリエルは何も言わず目の前を指さす。それを二人は見る。
道がなかった。
そこには奈落へと続く崖、奥に道は見えずまるで世界がここで終わっているかのように消えていた。
「これも無力地の攻略の大変な一つ?」
「いや、そんなわけない。無力地に崖などは存在しないしありえない」
「ミュリエルでも戸惑ってるってことは大陸増加が原因だろうな」
「それ以外ないだろうね。ただどうしたものだろう」
見えないだけで本当は道があるのか否か。奈落はどこまで続いているのかどうなのかすらわからない
「ティグリス、千里眼てきなスキル持ってないの?」
「ミュリエル持ってねえのか」
「うーん悪いけど持ち合わせてないかな」
「もしかしたらさ。この下に次の大陸があったりあしない?」
「可能性は0じゃないけどそれに賭けて降りることはできないよね」
もしなかったら永遠と奈落を彷徨うことになるしあればあるで着地など考えなくてはならない
「さーってここまで来たけどどうする?一旦引き返すか?」
「馬鹿言わないで、せっかくここまで来たんだから戻る選択肢はないよ」
「そうかいそうかい。じゃあ解決策を考えてくれ」
って言われてもどうしたもんかな。一度ティグリスを落としてみるっていうのもありだな
「ねぇミュリエル、無力地ってあとどれぐらいあった?」
「うーん。大体半分ぐらいかな」
「よーし、ティグリス解決策見つけたよ。ちょっとこっち来て」
「お、流石トレース」
言われるがままにティグリスはトレースの方へ向かう。そしてトレースは勢いよくティグリスを奈落へと突き落とす。
「うわあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ......」
何もできず落ちていくティグリスを見て笑う二人
「本当に落としたんだ......ちょっと面白かった」
「さぁどうなるかな」
少しの間待ったが何事も起こらなかった。
「これは底なしの奈落で確定かな」
「じゃあティグリスはどうするの?」
「どうしようか......自力で何とかするでしょ」
「じゃあ一旦戻るか」
戻ろうとした瞬間後ろから物凄い強い風が吹きトレースはバランスを崩すし奈落に落ちかける。それをミュリエルは即座に助ける。
「ごめん。ありがとう」
引き上げようとした瞬間また強風が吹きミュリエルもバランスを崩した。
「うわあああああああぁぁぁぁ」
二人は容赦なく奈落へと落ちて行った。
しばらく浮遊の時間が続いた。地面は見えずただ落ちているだけ。どこまで落ちているのか見当もつかないほど落ちている。もしかしたら真逆の大陸まで行けるのではないかと思うほど落ちている。
「おーいトレース~お前もう地面に足ついてんぞ。自分が地面に立っていることをイメージしろ」
どこかで聞いたことある声が近くで聞こえた。
「これは幻影師の幻影だ。一旦落ち着いて我に戻れ」
幻影師......なんか厄介そうな名前の職業だな......まぁもう地面についてるなら奈落の心配はないわけだ。地面に足がついてるイメージを高める。
「お、やっと幻影から戻ってきたか」
目を開けると目の前にはティグリスとミュリエルがいた。若干ティグリスが怒ってるような気がしたが気にしないでおこう。
「これは何なの?」
「完璧にプレイヤーの仕業だな。しかも幻影師って上級じゃなかったか?」
「神である私ですら引っかかったんだから相当な強さ持ちは確定だろうね」
「でもここ無力地だよね?なんで普通のプレイヤーが通れてるわけ?」
「可能性は大きく分けて二つだろな。まぁとりあえず出口捜しながら説明するよ」
三人は適当に歩きながら話を進めた。
「一つ目の可能性は神と行動してるパターン。今の俺たちみたいな状態ってことだ。もう一つは自力でここまで来れたか」
「まぁ前者はあり得るとして後者はまずないだろうね」
「もし神と行動しているならもう無力地は突破してんだろうな」
「この先どうしたらいいの?」
「まずはこの奈落をどうするか。多分これも幻影にかかってる状態なんだろうけど」
てことはさっきの浮遊している感覚は幻影の中で幻影をかけられてたってことになるのか。すごい職業だな。
「さっき出口捜すって言ったけど見当ついてるの?」
「見当も何も出口が分かってんだよ。こっちには神とNPCがいるんだぞ」
「確かに......相当心強いかも」
NPCも神も職業の攻略法を知っていて当たり前だかなり安心できるけど......この二人の場合不安でしかないかも......
おまけコーナー第4回
テ「お疲れ~」
作「ティグリスお前毎回言ってるな」
ト「確かに」
テ「じゃあ次はトレース言えよ」
作「はいはい争わないで」
ト「今日は何話すの?」
作「最近足の爪剥がれて歩けないほど痛くなったんだよ。あれ本当につらいよね」
ト「私なんて左腕ないんだけど」
作「申し訳ございませんでした」
テ「まぁ確かに痛いけどこのおまけコーナーって本当にどうでもいいこと言うんだな」
作「それがこのおまけコーナーの取りえだだからね」
ト「ただ単に尺が余ってるだけじゃ」
作「それ言っちゃあかん」
見ていただきありがとうございます。
トレースがティグリスを突き落とすシーン自分で打ってて笑ってしまった......w
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次回投稿は10月12日17時です
次回もお楽しみに!




