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冒険者で異世界を!  作者: Catch262
第2章
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第19話 トレースが淡々と話し続ける......

トレース最強説が出てきましたね(結構前から出てたけど)

今回はトレースがスキルを使える理由をトレースなりに話す......?

 勝負が終わった後すぐに倒れたトレースに解毒剤を飲ませ暫く休憩室で安静にさせた。その間休憩室でアウルスとティグリスが椅子に腰かけて話していた。

 

 「鬼狩りの虎さんよ。あんたの主は随分と強いんだな。チーターか?」

 「さぁーな。強いのは確かだ。この世界にきてすぐにNPCを2人も倒す相当な強者だ。その上鬼すらも倒してる。一体どうやったらそんな強さが出てくるのか」

 「しかもあの強さで冒険者。一度職業を変えると冒険者への変更だけはできないから一生使えない職業ではあるがここまで強いと使いたくなるな。そして試合中に使った都市伝説のスキルを使える理由は?」

 「束王の事か。冒険者はスキルがない故に弱者でもあったのに。しかも都市伝説のスキル。一体どうなってんだか」


 トレースが完全オリジナルスキルと言っていたけど実際は都市伝説とされているスキル。これまでに使われた痕跡がない、だが動きが止まったのは確か。何か罠でも仕掛けたのか?


 「う~ん......痛いな......」


 ティグリスとアウルスが悩んでいるとトレースが目を覚ました。


 「やっと起きたか。具合はどうだ?」

 「うん。何とも言えない感じ......どのぐらい寝てた?」

 「ざっと2時間ぐらいだ」

 「そんなに寝てたんだ......あ、アウルスお疲れ」

 

 アウルスは改まった顔をしてトレースに言った。


 「トレース、先の戦闘は見事だった。まさか冒険者が都市伝説級のスキルを使うとは思わんかったわい」

 「それはどうも。それでさ?アウルスが勝ったらティグリスを渡すっていう条件だったけど私が勝った場合何かないの?」

 「そうだな。1億でどうだ?」

 「安い」


 アウルスの言葉に速攻で断られ驚きの顔を見せた。1億は決行入手困難だ。NPCを1人を殺せば手に入る大金だ。驚くのも無理はない。


 「ほお。1億で断るか。ならこれを上げよう」


 そう言ってアウルスが出したのは小さいビー玉のような鉄球だった。


 「これは?」 

 「それは地面に叩きつけると俺が強制召喚される品物だ。どんな場所に居ても割れたところに俺が強制召喚されることになる。まぁ1回限りの品物だけどな」

 「それはそれは高価なものをありがとう。神を倒すときにでも使おうかな」

 「それは勘弁しとくれ。それでトレースや、どうやって束王を使ったのだ?」

 「それじゃティグリス移動し始めるか」


 アウルスの話を何事もなかったかのようにスルーしてティグリスに話しかける。


 「今日はここで寝ておけ。まだ完全復活しているわけじゃねんだ。アウルスの持っている武器は山毒っていう名刀だ。戦闘でもあった通り少しでも切れば毒が素早く回る相当な優れものだ。そんなのに当たって2時間寝て回復できるわけねんだろ。今日はしっかり寝てろ」

 「......わかったよ」


 トレースは少し躊躇ったがここはティグリスの言うことを聞いておく。


 「そんでさっきアウルスが聞いたことだけどどうやって束王を使ったんだ?」


 かなり嫌そうな顔をしたトレースをした。それを見たティグリスが少し睨みつける。

 

 「そんなに睨まないでよ......うーん。少しなら話してもいいかな」

 「そりゃ助かる」

 「でもアウルスは出て行ってくれる?流石に他のプレイヤーには聞かれたくない」

 「そうか。わかった。すごい惜しいが出ていこう。負けてなお反抗する気は無い」

 「すごい素直になったんだね」


 アウルスは部屋を出て行った。トレースはティグリスが先ほど入れたお茶を飲んだ後ティグリスに話しかける。


 「ティグリス、アウルス聞き耳とかしてない?」

 「やっぱそれ心配するよな。大丈夫だアウルスなら宿の外にいる」

 「ならいいや。それで束王の使える理由?」

 「そうだな。なぜ都市伝説のスキルを習得してるかだ」

 「砂漠の街で色々捜してたら耳に入ってきた。ただそれだけだよ」

 「それで使えたっていうのか?」

 

 ティグリスはかなり驚く


 「そうなんだよね。物は試しでやってみた結果ああなったって感じかな。冒険者はスキルが使えないって言うけど実際は違ったね」

  

 予想を遥かに上回る回答でティグリスは考えるのを放棄しようかとした。

 

 「NPCなのにこんなことで悩むなんて面白いね」

 「うるせ。異常に異常が重なってわけわからねえよ」

 「うん。実際私もなぜ使えるかわかってないしね」

 「それじゃあと一つ聞かせてくれ」

 「えー......いいよ」


 また睨まれるのが嫌だったのでここは素直に返事をしておく。


 「それで何が聞きたいの?」

 「束王が使えるのは分かったが、それは自分より強い相手には通用しないんじゃなかったか?アウルスはトレースより普通に強いと思うんだが」

 「戦った後にアウルスの方が強いっていうか~まぁそれは多分ただの思い込みだと思うよ」

 「というと?」

 「要は心理学だよ。行けると思えば行けて無理だと思えば無理それだけの簡単な原理」

 「んだよそれ、本当にこの世界とは別物だな。異名も片腕のチーターとかになったりしてな」

 「嫌な冗談は本当にやめてほしいわ」

 

 でも実際の話アウルスを倒したことで賞金首が上がる可能性が物凄く高まる。しかも順位も相当上には来るのではないか。 


 「あ、トレース、やっちまってる」

 「え?」


 ティグリスは自分の端末をトレースに渡す。


 世界順位 ランキング外→世界順位 69位


 「まさかのランク外から100位って異常者か」

 「もうそろそろ言い訳できなくなってくるね」

 「100位を切ればどこへ行っても狙われるたちばだ」

 「援護頼んだよ」

 「めんどい」

 

 暫くの間会話は終わりトレースが話しかける。

 

 「ティグリス。もう疲れた」

 

 トレースはベットの上で寝っ転がる。


 「アウルス呼んでくるからその間休んでろ」 

 「うん。ゆっくりでいいよ」


 むくりと起き上がりティグリスが出て行くのを見送る。ティグリスは部屋を出て外にいるアウルスを呼びに行った。



 ティグリスがドアを閉めた瞬間トレースは倒れた。

見ていただきありがとうございます。


トレースが世界順位にランクインしましたねw

しかも束王が使える理由も意外や意外.....



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次回投稿は9月7日17時です。

次回もお楽しみに!

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