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冒険者で異世界を!  作者: Catch262
第2章
22/38

番外編 異世界の夏祭りはあまり変わらない?

今回は初めての番外編です。夏ということで夏祭りです!(海と迷ったが浴衣が見たかった)

いつもと違うトレースをお楽しみください

 これは少し時間を戻った話になる。

 神の街に向かっている間小さい街についた。小さいと言っても村よりは普通に大きくそれでも街と呼んでいいのか微妙な大きさの街だった。

 今まで歩いてきた中にもそういうところはいくつかあったが今回は歩き疲れたしその街で休憩することになった。


 「あとどのぐらい?もう結構暗くなってきたよ」

 「さぁー。大体1時間ぐらいじゃね?」

 「まだ結構あるな~それにしてもあの街暗くなってきた割には明るくない?」

 「言われてみればそうだな。祭りでもやってんじゃないのか?夏だし」

 

 見た感じいつもの街は部屋の灯りのみでそこまで明るい状態ではないが今回行く街はやけに明るい。時間は8時ぐらいだったがまぁそれにしても明るかった。

 小一時間ほどで街には着いた。ティグリスの予想通り祭りの最中だった。


 「ここの祭りは何時までやってるのかな?ティグリス!祭り行きたい」

 「まぁ息抜きにはちょうどいいかもな」 


 正直異世界の祭りに興味があった。現実世界と同じなのかそれとも異世界風の少し変わった感じなのか。どちらにしろ息抜き程度に楽しんでやろうと考えていた。

 その時トレースは浴衣とかを貸している服屋に目が行った。


 「ねぇティグリス、ちょっと浴衣着てくるから待ってて」

 「は?」

 

 ティグリスは反応したときにはもう服屋に入り込んでいた。相当浴衣が来たかったのだろう。案外可愛い所があるなと思った。

 暫くすると赤い着物に青い帯を巻いて服屋からトレースが出てくる。


 「どう?」


 トレースは回って浴衣全体をティグリスに見せる。しっかりと着付けされている浴衣を見て少し驚いた。

ずっと見てるティグリスに少しむすっとした顔でティグリスに問いかける。

 

 「なんか言ったら?」

 「素直にすごいと思ったトレース着付けできたのか」

 「......いや、着付けは店の人がしてくれたからね。そうじゃなくて似合ってるかどうか!」

 「安心しろめっちゃ似合ってるから」

 

 トレースは少し照れて下を向いて歩き始める。


 「行こ。この祭り12時までやってるんだって。腹減ったんだけどなんか食べよ?」

 「うーん何食べたい?てかトレース少しキャラ崩壊してるぞ」

 「えーっとかき氷ってある?あと祭りだから盛り上がってもいいでしょ」

 

 この世界にもかき氷があるのは知っていたので言ったまでだ。祭りはかなり賑わっておりプレイヤーがそれなりに多かった。小さいからはぐれないようにとティグリスが手を差し伸べるがトレースは無視する。

 かき氷の屋台について何味にしようか考えてシロップを見ると定番のイチゴ、メロン、ブルーハワイはあったがその他にリンゴやスイカ、パイナップルと色々な果物がシロップとなっていた。


 「どれにしよう。予想以上に種類があって驚いた」

 「ん?こんなもんだろ。大きい祭りじゃないからこんなもんだろ」

 「大きい祭りだともっとあるんだ。流石異世界」


 まぁ定番のメロンにする気だったんだけどね。異様に種類が多くて驚いたけど。近くにあったベンチに座りかき氷を買って食べながらティグリスに話しかける。

 

 「食べないの?意外とおいしいよ」

 「あー別にいいよ。それよりこの後どうするんだ?」

 「まだ軽く見て回りたいな」

 「子供かお前は」

 「いいでしょ祭りなんだから」


 子供のように楽しそうに笑うトレースを見て少し少し微笑まし気持ちになった。

 

 「ねぇティグリス、11時から花火なんだって見に行かない?」

 「花火か。悪くねえな。息抜きには丁度いいな」


 現在時刻は10時30分。あと30分で花火が始まってしまう。

 

 「その花火はどこからでも見られるのか?」

 「どうだろうね。でも人の流れを見る限り移動はないからまぁ見えるんじゃないかな?」

 「でもどうせ見るならいい所で見たいだろ?」

 「そりゃね。折角浴衣も着たんだし」

 「なら待ってろ」


 そういうとティグリスは近くにあった屋台の人に何かを聞いていた。帰ってきたティグリスはすぐにトレースに報告する。


 「あっち側に川があるからそこが一番見やすいらしいぞ」

 「流石情報が早いもんだね」

 「結構簡単に教えてもらえるもんだぞ。まぁ教えてもらう代わりにタコ焼き買ってきたんだが」


 ティグリスはタコ焼きを食いながら川の方を目指して歩く。それに続いてトレースもついて行く。


 ひゅ~......ドーン!


 急に花火が上がり少し驚いた。もうあれから30分も経ったのか。急すぎて上を見ていなかった。だが1発目は確認だったらしく2発目が上がるのはあと5分後だった。


 「少し急ぐか」

 「そうだね。ちょっと急ごうか」


 二人は駆け足で川へ向かった。2分ぐらいでついて芝生に座る。その瞬間花火が次から次へと上がった。

想像していたより迫力がすごかったため驚いた。


 「おお~いいもんだな。悪くねえわ」

 「うん。まさかこの世界でも花火が見られるなんて思ってなかったわ」

 「まぁ夏の季節だし違う街へ行けば花火も見れるだろ」

 「じゃあ神を倒し終わった後見に行こうね」

 「そりゃ相当先になりそうだな」


 呆れた顔をしながらティグリスは花火を見ていた。1時間ほど打ち上っていた花火も呆気なく終わってしまった。

 

 「予想以上に楽しかった~1時間がすぐだったけど」

 「やっぱこういうのを見てると時間が早く感じるよな」

 「うん。ちょっと寂しいけどまぁいいかな......ねぇ」

 「ん?どうかしたか?」


 帰ろうとしているティグリスを止め何かを話そうとしている。


 「今日の私はなかったことにしてね。ちょっとテンション上がってた」

 「まぁ。いつもの方がいいからな。忘れはしねえが」

 「いつもの方がいいって......なんか嫌だな」

 

 テンションは嘲笑いながら宿に戻る。


 「もう宿取ってるの?」

 「当たり前だろ準備はしておくものだぞ」

 「流石だね。宿なんてすっかり忘れてたよ」

 「これだから......じゃあ今回の宿屋の料金は任せた」

 「前回も私が払ったんだけど、交代でティグリスでしょ?」


 くだらない会話をしながら二人は宿へ向かった。

 

 「あ、その前にこの浴衣返さないと」

 「ああ、そうだったなちゃんと返して来いよ」

 

 明日からはいつも通りの歩くだけの作業。それでもなぜか気持ちの持ちようが変わる。本当に祭りが息抜きになったかのように......

見ていただきありがとうございます。


うん。トレースの浴衣......興味ありますw実際見てみたいですね~


感想やアドバイスがありましたらコメントまで

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今回は番外編と言うことで木曜日17時ではなくこの時間に入れさせていただきました。

次回投稿は本編です。8月24日17時です。お楽しみに!

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