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ツンデレから見たビッチ

最終話。

家のリビング。


目の前で寝息を立てているのは、超絶可愛いと有名なあたしの幼馴染―――日向野ヒスイ。


あいつは女のあたしより背が低い。別段あたしが大柄という分けではない、どちらかといえば小柄のほうだと思う。

普通男ならコンプレックスとなる背だが、ヒスイは逆に長所としている。


「僕の見た目で背が高かったらおかしいでしょー?」


気の抜けた口調でさも当たり前だというように。

普通なら逆だと思うんだけどというツッコミは笑いの渦に消えていった。


そんな馬鹿のようにポジティブなあいつにも苦手なことはある。


人に見放されること。


だからなのかいつも周りに媚びを振りまいている、それはもううざいくらいに。

どうしてそんなことが苦手になったのかはしらない。生まれた時から一緒にいたという分けではないから。


「んー…」


寝ているヒスイの顔は間抜けで面白い。写真でも撮って脅しの材料につかおう。


ふとこいつのあの安心しきった笑顔が脳裏に浮かぶ。


「あたしはあんたのこと嫌いにならないわよ」


本人を目の前にして絶対言えないような言葉、自分で言っていて恥ずかしくなった。

だからあたしは動揺を隠すように写真を撮るのに専念した。

あと二人ほど登場人物を予定してますが、また次の機会にでも。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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