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今日も元気よ!カタカムナ!  作者: ミスマル
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賽銭の意味

「皆神山?」


「そう、太古の昔、私が神戸から何度も往復した思い出の場所なの」


「いいなぁ、皆神山はパワースポットで非常にミステリアスな山と聞いてる」


「「賛成だな」」


「じゃあ、参りましょう」


「しかし都合よく皆神山行きの水晶は持っているのか?」

と中居が尋ねる。


「大丈夫よ。どこの神社にも日本中のすべての神社に行く水晶が準備されているのよ。電車の駅に日本中に行ける切符があるのと同じね」


「なるほど神社は駅と同じか・・・」


「でも肝心な水晶はどこにあるんだ?」


「あ、賽銭箱のすぐ上にあるわよ。ただ、今の皆さんの目には見えないだけ」


「どうやれば水晶は見えるんだ?」

キョロキョロあたりを見回す先生たち。


「残念ながら水晶はミスマルノタマの中からしか見えないのよ」

メグはミスマルノタマをまとったまま賽銭箱に近づいた。

するとその上には今まで見えてなかった無数の水晶が並んでいた。


「さあ、先生方。私のミスマルノタマの中に入って上を見上げてください」

3人の先生はメグに近寄って上を見た。

そこには今までは見えてなかった大小多数の水晶が整然と並んでいた。


「すごい数だな」

「これが日本各地に行ける水晶か!」


「はい、こちらの小さな水晶は近距離用で大きいのは遠距離用です。例えばこれは宮崎の霧島神社行きね。これは青森の岩木神社ね」


「そもそも見えないから盗難にも合わないな」


「太古の人は『盗む』という発想すらなかったから安全なの」


「なるほど」


「ここにある水晶が全部、無料で借りることができるのか?」

全部が「でんぶ」と聞こえた。


「はい、基本は誰でも無料で借りることができます」


「基本と言うことは例外があるのかかな?」


「はい、お金に余裕がある時は使用料を払う場合もあるの。払うか払わないかはその人の自由よ」


「なるほどな。で、どこにお金を支払うんだ?」


「皆さんは神社の賽銭は、神様にお祈りをするときの『祈祷代金』だと思ってるでしょ?」


「そう思ってる」

「俺もだ」

「そうじゃないのか?」


「お賽銭を入れる賽銭箱の本当の意味は遠距離移動のために使った水晶の使用料を入れるところなの」


そう言うとメグは背を伸ばして『皆神山行き」の小さな水晶を取り上げて、傍の賽銭箱にポケットから出した100円を投げ込んだ。


「じゃぁ先生方、説明はおしまい!皆神山までレッツゴー!」

相変わらず明るい。

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