第二百九十七話『穴の上でにゃん』
第二百九十七話『穴の上でにゃん』
《にゃあんでウチらはここにいるのにゃん?》
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ごろごろごろごろごろ。
ごろごろごろごろごろ。
「うん。
やぁっぱアタシには、
ここが一番いいのわん。
ミアンの背中でもって、
ゆぅったりのぉんびり、
してるアタシこそが、
ホントにホントの」
『アタシはミーナ』
「なのわん」
「ミーにゃん。
もちっと、でいいんで、
現実とやらに目覚めてにゃん」
「なにいってんの、ミアン。
こうして自由気ままに、
ごろごろ、
してるアタシのどこが」
『現実にあらず』
「というのわん?」
「あのにゃあ。
今ウチらは」
『地獄の穴の上』
「にいるのにゃんよ」
「……だっけ?
でもなぁんで、
んなとこにいるのわん?」
「知んにゃい。
気がついたら、
いたっていうにゃけにゃもん」
「んなアホな」
「にゃら、
ミーにゃんが、
理由を考えればいいのにゃよ。
カンタンにゃことにゃん」
「うっ。
——アタシが考える?
ほかの誰でもない、
このアタシが?
うわわん。
これぞまさに、
びっくりぎょうてん、
に輪をかけた、
青天のへきれき。
『それをいっちゃあ、
おしまいなのわん』
なぁんて、
当のアタシでさえも、
さじを投げて、
あきれかえっちゃう、
『どうしようなぁ発言』
が飛び出して、
天空の村中、
大混乱のるつぼ、なのわぁん。
……って今さら、
うろたえても、
仕方ないもんで——
……了解。
これが現実と認めるのわん」
《ミーにゃんもウチも、考えてにゃ、の言葉に弱いのにゃん》
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「ちょおぉっ、と待つのわん」
「ミーにゃん。
おトイレにゃら、
もっと早く、いわにゃいと」
「じゃなくって!
お話を続ける前に、
いいたいんだけどさぁ。
アタシが考えるのなら、
ミアンも考えなきゃ。
親友同士なのに、
アタシばっか、
プレッシャーに、
圧しつぶされるのは、
どうにも、
合点がいかないのわぁん」
「にゃあるほろぉ。
いわれてみれば、
もっともにゃん。
んにゃら、ミーにゃん。
一緒に考えようにゃん」
「そうこなくっちゃ。
よぉし。
じゃあ、
早速、始めるのわぁん。
せぇのぉっ!」
『ふぅぅむ』
しぃぃん。
《時がとまってしまったもんで、つづくのにゃん》




