第二百六話『交換してみようにゃん』
第二百六話『交換してみようにゃん』
《これでどうにゃん?》
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「ミ、ミ、ミアンったら、
頭でもおかしくなったのわん?
なにがどう悲しくって」
『イオラの白ネコ』
「なんぞに、
化けなければならないのわぁん」
「あら。
失礼しちゃうわね、
ミーナちゃん。
あれって」
『思いっきりのきりに、
お気に入りなのよ。
この格好。
どぉ?
判ってもらえるかしら』
「とワタシが願ってやまない、
イチオシの姿、なのに、
一体どこが、
いけないっていうのかしら?」
「うわん!」
『茶色地に黒の縞模様』
「という、
あまりにも見なれすぎた、
いつもの姿のミアンから、
聞こえてきちゃうその声は、
忘れたくても忘れられない、
アタシの創造主」
『イオラ』
「という名前を持ってる、
大精霊さま?
の声なのわん!
……ってことは」
「んにゃ。
いつもとは逆にゃん」
『イオラにゃんの白ネコ』
「のほうが、ウチにゃんよ」
「ふふっ。
実はそうなの。
ワタシがミアンちゃんに、
無理矢理、頼んで」
『ガワ』
「と呼ばれる霊体の身体を、
交換してもらっちゃった。
どぉ?
ばぁっちしのちし、
でダマされたでしょ?
ふふっ」
「イオラにゃん。
聴くまでもにゃいじゃにゃいの。
一瞬たりとはいえ、
めったにゃことじゃ驚かにゃい」
『あわてず、騒がず、落ち着かず』
「のミーにゃんが」
『顔面蒼白』
「とにゃったのにゃもん。
にゃははっ」
「そうそう。
あれは見ものだったわよね。
ふふっ」
「ミーにゃん。
予想をはるかに超えた、
とびっきりのきり、にゃ、
リアクション。
まっこと、ありがとうにゃん」
「ホント、楽しかったわぁ。
ミーナちゃん、ありがとう」
「……ちっくしょう。
——まったくぅ。
どいつもこいつもぉ。
んなもんでアタシは、
いっつもいっつもぉ——」
『こらああぁぁっ!』
《と、またまた怒られてしまったのにゃん》




