第二百四十九話『至福の時にゃん』
第二百四十九話『至福の時にゃん』
《誰にゃん? 『今、学校だから制服なのよ』って》
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「ミ—にゃん」
「ミアン。悪いんだけどね。
アタシ今、
とおってものても、
に傷ついているのわん。
なもんで、
しばらくの間、
ほぉっておいてくれないかなぁ」
「はい、にゃん」
《んにゃら、ウチはウチで、にゃん》
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むしゃむしゃむしゃ。
「これって、
いつ食べてもおいしいのにゃん」
むしゃむしゃむしゃ。
「ぶふっ。今まさに」
『至福の時』
「といっていいかもにゃあ。
んれに引き換え……はあぁ。
——にゃあんて、
ため息をもらしちゃうくらい——
ミ—にゃんったら、
『しばらくは、
立ち直れそうもにゃい』
って感じにゃった。
まっ。
当分ひとりじめにできる、
と思えば、
それはそれで、って……おや?」
ぱたぱたぱた。
《はて? よく似たお方が、って本物にゃん!》
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「いつの間にやら、
ミ—にゃんがウチの真ん前に」
『こらぁっ!』
「ほっ。
……と一安心。
元気そうで、にゃりよりにゃん」
《んの怒り方。まぎれもにゃく、いつものミーにゃんにゃ》
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『おや?』
「じゃないのわん!
いつまでアタシを、
ほぉったらかしにしたら、
気がすむのわぁん!」
「んにゃこといったってにゃあ。
ミーにゃんが自分から」
「んだけじゃないのわん!
なぁにひとりで」
『至福の時』
「なんぞという、
得もいわれんばかりの、
甘美なるひとときを、
優雅に満喫しているのわん。
親友のアタシが、
ここ果物園とは、
目と鼻の先の場所で、
わびしくも」
『ひとりぽっちごっこ』
なるもんに、
せっせ、
といそしんでるっていうのにぃ」
《さみしかったのにゃん、と気づいたもんで、つづくのにゃん》




