第二百四十四話『静かにゃる園にゃん』
第二百四十四話『静かにゃる園にゃん』
《ネコにもくつろぎを、にゃん》
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「ミ—にゃんミ—にゃん」
「ふぅん?」
「ここ」
『静かにゃる園』
「って」
『イオラの森の不思議』
「として数えられるもんの一つ、
にゃのにゃけれども」
「うん。
なぁんの予告もなしに、
突如、
イオラの森のどこかに現われ、
そして……。
突如、
どこかに消えていく。
アタシたち霊体にとっても」
『ファンタジー』
「な、まぼろしの園なのわん」
「にゃもんで」
『にゃら、どんにゃ風景にゃの?』
「とにゃ」
『興味しんしん』
『どきどきのわくわく』
「の二重奏を、
心に響かせにゃがら、
中に入ってみればにゃ」
「中に入んなくても、
外側から見ただけで、
ばぁっちしのちし、
と判ってしまうのわぁん」
《ミーにゃんったら、ミもフタもにゃいのにゃん》
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『なにかある、
ってわけじゃないのよ。
というか、
なにもない、
っていったほうが、
的を得てるのかしら。
見渡すかぎり一面、
青々とした若草が、
生い茂っていてね。
ところどころに、
色とりどりのお花が、
咲いているの。
気温は、そうね。
ほかはいざ知らず、
そこだけはいつも、
ほんのりあったか。
うふっ。快適よ。
草花をなびかせる風もまた、
とても心地よくてね。
だからいつもいつも、
知らず知らずのうちに、
……ふふっ。
ミーナちゃん、ミアンちゃん。
あとは、
自分たちが実際に行って、
確かめてきたら?』
《イオラにゃんったら、にゃんとも意味ありげにゃ言葉にゃ》
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「んでまぁ来てみたら……。
聴いたまんま、にゃった。
あと、
ついでにゃがら、
いわせてもらえれば、
にゃあんともまぁ」
『もの静か』
「で。んでもって」
『のぉんびりのびり』
「で。
ミーにゃん。
ネコにはにゃ。
こういう場所も必要にゃんよ」
「またネコ勝手なおしゃべりを。
花の妖精だって、なのわん」
《ふたりそろって気に入ったもんで、つづくのにゃん》




