第三百話『行ったり来たりにゃん』(③の終わりにゃん)
第三百話『行ったり来たりにゃん』(③の終わりにゃん)
《ホント、にゃに考えてんのにゃん?》
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「ごっほん。
——なぁんてエラそうに、
セキばらいなんぞ、
してしまったからには、
どうあっても、
『ネコだって、
あぁっと驚く、
衝撃的メッセージ』
くらいのもんを、
堂々と出さなきゃ、
こっちのメンツが、
すたるのわぁん——
ええとぉ。
これからアタシの見解を、
述べさせていただくもんで、
とくと聴き逃すがいいのわん」
「逃してどうすんのにゃん?」
「……なぁんていう、
こっちが」
『あちゃあ!
やっちゃったのわぁん!』
「って、
とぉっくのく、
にユれにユれてる心を、
知りもせず、
ここぞとばかりに口を出す、
どこかのミアンなネコの」
『チャチャ』
「は、この際、ほっといて。
——んなもんに、
いちいち、
かまってらんないのわん。
なぁんせ、
待ちに待った、
『発表の瞬間』
だもん。
なもんでハヤる心を、
しっかとおさえて——
誰が見ても読んでも」
『ちょおおっ、
と失礼じゃないのわん?』
「って思わず」
『いぶかしげ』
「な顔になってしまいそうな、
冒頭のコメントについての、
アタシの答えは……」
『なぁんも、
考えてないのわぁん』
「なもんで」
『ミアンの親友』
「でいられるのわん」
「——ふにゃにゃっ。
にゃあんという、
『圧倒的にゃる説得力』
にゃん。
にゃもんで、
返す言葉が見当たらにゃい。
……っていうかにゃあ。
そもそも、
返そうにも、
ウチのド頭は、
空っぽの脳細胞にゃし。
とにゃればにゃ。
返事にゃって自然と、
お軽いもんに——
んにゃ。
ごもっともさま、にゃんよ」
《にゃあんて納得したもんで、お話の続きを始めるのにゃん》
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「ミーにゃん、
よく聴くのにゃよ。
あれはにゃ。
小っちゃい穴にゃがらも、
真下から猛烈にゃる」
『霊界力』
「を発生させてるもんでにゃ。
ウチらが、
どんにゃに力を込めて、
飛ぼうとしてもにゃ」
『あえにゃく引きずり込まれる』
「という運命をたどるのが、
オチにゃんよ」
「んじゃあ、ダメじゃん。
八方ふさがりなのわん」
「にゃもんで」
『苦肉の策』
「ってことで、
ウチがこうやって」
『四肢を、
まぁっすぐに伸ばした格好』
「とにゃって、にゃあんとか」
『橋』
「にゃるもんの役目をにゃ。
果たそうと務めてるのにゃん」
「んれは一目瞭然、
なんだけどぉ。
けっこう伸びるもんなのわん。
……ああでもぉ。
ぎりぎりのぎり、
ってとこかな。
両側の穴の縁に」
『鉤爪』
「を食い込ませることで、
かろうじて」
『橋』
「の形となっているのわん」
「んれでも、
歩くには十分にゃはずにゃ。
にゃもんで」
『ミーにゃん。
さっさ、
と向こう岸まで渡ってにゃん』
「とサイソクしてたにゃんよ。
数えきれにゃいくらい。
……んにゃのにぃ」
「きゃはっ。
想い出した。
やぁっとこさ、
想い出したのわん。
マジに歩いてたのは、
ほんのちょびっとで、
あとは」
『あきたのわん』
「かなんかで、
いつものパターン。
行ったり来たりの」
『ごろごろ』
「をえんえんと、
繰り返したのよね」
「んでにゃ」
「おぉっ、と。
みなまでいわなくたって、
いいのわん。
これまた、
いつものパターンで」
『疲れたのわん』
「で、ひと休み。
んでもって、
起きたら起きたで」
『でもなぁんで、
んなとこにいるのわん?』
「きゃははっ。
アタシったら、
ホントのホントに、
一体なにを、
考えてるのわぁん。
きゃはははっ」
《笑い事にゃん?》
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「ごっほん。
——なぁんてエラそうに、
セキばらいなんぞ、
してしまったからには、
どうあっても、
『ネコだって、
あぁっと驚く、
衝撃的メッセージ』
くらいのもんを、
堂々と出さなきゃ、
こっちのメンツが、
すたるのわぁん——
ええとぉ。
さっきの」
『自分で自分を笑った』
「なぁんていう、
超常現象といっても、
決して過言じゃない、
摩訶不思議な、
おしゃべりについての、
アタシの答えは……」
『なぁんも、
考えてないのわぁん』
「なもんで」
『ミアンの親友』
「でいられるのわぁん」
「……はて?
んにゃあ、ミーにゃん」
『どこかで聴いたようにゃ』
「覚えのある」
『お言葉』
「にゃのにゃけれども?」
「んなの、
ぜぇんぜぇん、
気にしないでいいのわん。
……って、
ちょぉっ、と待つのわん。
アタシったら、
いつまで、んな」
『つまんないおしゃべり』
「を続けるつもりなのわん?
んれよりも、
もっとやることが」
ごろごろごろごろごろ。
ごろごろごろごろごろ。
「ミーにゃん……。
にゃあんとまぁ完全に」
『フリダシ』
「に戻ってしまったのにゃん」
《とどのつまりが、渡ったのは、ずいぶんとあとの話にゃん》




