第二百一話『描いてみましたのにゃん』
第二百一話『描いてみましたのにゃん』
《久々の力作にゃんよ》
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「絵を描いたの?
んでも、
これってなんなのわん?」
「にゃんにゃと思う?
正解にゃったら、
ウチの背中で、
ごろごろ、
してもいいにゃんよ」
「へっ?
ってことは、
正解じゃなかったら?」
「ミーにゃんとウチの背中とは、
未来永劫」
『さよにゃら』
「悲しい別れが、
待ってるのにゃんよ」
「うわわわわぁん。
んなら、
ぜぇったいのたいに、
間違えられないのわん。
よぉし。
思いっきり、
霊視を強めてぇ。
んでもって、
これが限界とばかりに、
じぃっくりのくり、
と眺めてみればぁ……はっ!
判った。
判ってしまったのわぁん!」
「さっすがはミーにゃん。
にゃら、あらためて」
『この絵って、
一体にゃんにゃの?』
「ミーにゃん。
すべてを見とおした、
自信たぁっぷりのぷり、にゃ、
あんたの答えを教えてにゃん」
「任せとくのわん。
この一見、
妙ちきりんにゃ絵の正体。
んれは……ずばりっ!」
『翅の生えたヨモギ団子』
「なのわん!」
ぶううぅぅっ!
「うわん!」
「ブタにゃん。
ご協力ありがとうにゃん」
ぶううぅぅっ!
すたすたすたすた。
「——うわわん。
お鼻に威厳をたたえたケモノが、
身体に似合わない、
軽快な足取りで去っていく。
……なぁんて、
見とれてる場合じゃ、
断じてないのわぁん——
えっ。
違うのわん?」
「残念にゃがら、にゃん。
爪があまい、というか」
『今一歩』
「でしたのにゃん」
「ここでも『今一歩』だなんて。
とほほのほ、なのわん。
んなら、
後学のために聴きたいのわん。
この絵って、
一体なんだったのわぁん?」
「にゃらば正解を。
実はにゃ、って」
『あら』
《やぁっとこさ、『おでまし』にゃもんで、つづくのにゃん》




