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妹が悪役令嬢?!必ず守ってみせます!〜何故か攻略対象に溺愛されました〜  作者: 漆原 凜


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会う

「セシリア様お待たせしました。」

「いえ!ニコラ様と楽しくお話させていただいておりました。」

「ニコラありがとう。無理言ってごめんね。」

「お姉様大丈夫ですか?」

「うん。大丈夫。」


何も知らないはずのニコラにも心配をさせてしまっている。申し訳無いな。


「クリス様とレイ様は?」

「もう来るよ。」

「セシリア様意味わからない事に巻き込んでごめんね。」

「今度一緒に遊んでもらえますか?」

「もちろん!皆でお出かけしよう!ミア様も呼んでお泊りとかも楽しそう。」

「え!楽しそう!お姉様絶対しましょう。」


コンコンと扉がノックされる。ビクッと体が強張る。大丈夫大丈夫。大丈夫なはず。


「遅くなった。待たせてゴメン。」


入ってきたルークとレイ様がセシリア様を見て時が止まる。じっと見つめている。あ、ダメなのかな?…すごく長く感じる。


「はじめまして。クリストファーです。こっちはレイだ。メイのお友達?」

「はい!セシリアと申します。メイリーン様の婚約者様ですか?よろしくお願いします。」


ルークが机の下で手を握ってくれる。変わってない?今まで通り?


「ちょっと待ってね。」

「痛っ!!」


ルークがいきなりレイ様を殴った。え?何があった??!


「しっかりしろ。大丈夫か?」

「あ、うん。どっかに意識持っていかれかけた。ありがとう。ニコラお待たせ。」

「メイは何か頼んだ?ここもレモンパイ美味しいから分けて食べない?」

「うん!ありがとう!一緒に食べよう。」

「お二人は仲が良いのですね。私もエリアス様に会いたくなりました。」


セシリア様可愛いな。婚約者と仲が良いのか。ふと見るとレイ様がまたボーッとしている。


「ニコラ嬢レイを殴っていいよ。皆のためだ。」

「え?はい。殴りますね。」


レイ様の頬を迷うことなく殴っている。


「ニコラ?そんな躊躇なくいくの?え?」

「はい。大丈夫です。実はクリス様から前々から言われてたので練習してましたから。」

「え?ルークに?!」

「そう。メイが不安に思ってる事を解消したくて考えてたんだ。」


セシリア様が1番戸惑っている。いきなり来て殴られる人を見せられ怖いよね。


「私何か原因があるのでしょうか?」

「無いよ。レイの愛が足りないだけだから。あ、ニコラ嬢ゴメン。」

「クリス様はいつもそうですよね。確かにそうなので何とも言えませんが。セシリア様は気にしないでください。また殴るだけなんで。今度遊びに行く所を考えましょう。」

「はい!楽しみです!」


それでいいの?え?皆気にならないの?かなり変だよ?


「レモンパイ食べよう。」


注文していたのが届いたのでいただく。んー!美味しい!ルークが微笑みながら見ている。


「ルーク行こう!」

「え?うん?」

「失礼するね!セシリア様今度遊んでね!」


ルークを連れ部屋から出る。戸惑いながらついてくるのを急かし馬車に乗り込み、ギューッとルークに抱きつく。大好き過ぎる。


「メイの家?」

「そう!お父様いますか?!」

「いきなりどうした?!」


慌ててお父様が出てきた。無関心だったのに今や家族愛溢れる父になっている。よく考えたらこれだけでもストーリーとかなり違うな。


「お父様!今日からルークと住みます!今までお世話になりました!」

「へ?今日から?」

「え?!メイ一緒に住んでくれるの?!!」

「ルーク大好き!もう離れたくない!ダメ?」

「義父上!今日からメイは私の家に住みます!よろしくお願いします。メイ持っていく荷物あるなら用意しておいで。」

「うん!」


私は急いで部屋に向かい最低限の用意を持つ。もうゲーム内容を書き留めたノートはいらない。何年もゲームに囚われていた。これからはルーク本人と向き合えるかな。


「ルークお待たせ!お父様と話終わった?」

「うん。許可貰ったよ。卒業まで王宮で住んで、来年卒業と同時に爵位を貰ったら婚姻して2人で住もう。」

「楽しみ!お父様皆によろしくね!また遊びに来るから!」


お父様に挨拶をし王宮に向かう。同じ説明をして今日から部屋を用意してもらえた。元々準備をしてくれてたので、受け入れはあっという間だった。


「ルーク私と一生一緒にいて欲しい。」

「もちろん!」

「私を選んでくれてありがとう。信じられなくて沢山傷つけたよね?ゴメンね。」

「そんな事ないよ。悩むメイの全てを理解してあげれなくてゴメン。でもメイを好きな気持ちだけは自信あったから、絶対大丈夫だと思ってた。」

「あの時本当は危なかった?」

「一瞬持っていかれそうだったけど、すぐメイの事が勝ったよ。レイにはガッカリしたよ。」

「ニコラ大丈夫かな?」

「んーわからないけど、追いかけ続けるより向き合いたいって言ってたよ。幸せになるってさ。」

「いつそんなにニコラと連絡してたの?」

「え?してないよ。メイが居ない一瞬とかだけじゃない?すぐ理解してくれる義妹で良かったよ。」

「そうなんだ。知らなかった。」


ゲーム内では一方的でわかりあえなくて仲良くなれてなかったのに…そんな分かりあえ方もあるんだ。ミア様にも殴る様に言ってみるか。ニコラみたいに殴り続けるか、解消するかはミア様が選ぶだろう。


全然ストーリーとは話が違うようになってしまったな。でも妹は悪役令嬢にならなかったし、推しのクリス様を幸せにするという目標通りにはなったから良かったのかな?



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