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三日月  作者: 如月透羽
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ep.1 untitled

「こっちやられた!誰か助けて〜!」


顔が見えないまま、彼とゲームをする。

ただそれだけのことでも、私にとっては愛おしくてたまらなかった。


他の友だちもいた。

画面の外に確かにいる、しかし、その姿は依然として見えない。


「小夜お嬢様」

そう、からかうように言う(王子様)に、私は心酔していた。


そんな時間が、永遠に続くと思っていた。

これからも、王子様()といられると信じていた。


ずっと彼の傍に居たい。

その想いが、彼を苦しめているとは知らずに。

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